駐日中国大使館報道官,日本の安倍晋三元首相の台湾に関する誤った発言に厳正な立場を表明
2021-12-01 19:39

 問:報道によると、日本の安倍晋三元首相が台湾のいわゆる「国策研究院」の関係のフォーラムでオンライン講演した中で、台湾有事はすなわち日本有事であり、日米同盟の有事でもあると述べた。中国側のコメントを聞く。

 答:安倍晋三元首相は国際関係の基本準則を公然と無視し、中日間の四つの政治文書の原則に背き、日本のこれまでの台湾問題に関する約束に背き、台湾問題で言いたい放題で、あれこれ口出しし、中国の内政に乱暴に干渉し、極めて悪質で、悪しき影響をもたらしている。中国は強い不満と断固反対を表明する。すでに外交ルートを通じ、日本側に厳重な申し入れを行った。

 台湾は中国の神聖な領土で、台湾問題は完全に中国の内政であり、外部のいかなる干渉も絶対に容認しない。いかなる者も中国人民の国家主権と領土保全を守る強い決意、固い意志、強大な能力を見くびってはならない。いかなる者でも中国統一の大業を妨害し、壊そうとたくらむなら、必ず散々な目に遭うだろう。

 台湾問題は中国の核心の利益に関わり、中日関係の政治的基礎に関わり、両国間の基本的信義に関わるものである。日本は台湾問題でネガティブな動きが相次いで見られ、「台湾独立」勢力との結託を強め、台湾問題で絶えず挑発し、一線を越え、中日関係の政治的基礎を深刻に損なっている。日本はかつて台湾を半世紀にわたり植民地として支配し、筆舌に尽くしがたい罪を犯し、中国人民に対し重大な歴史的罪責を負っている。中国側は日本側が歴史を深く反省し、中日間の四つの政治文書の原則とこれまでの約束を確実に守り、台湾問題で言動を慎重にし、挑発やトラブルを起こすことをやめ、いかなる形でも中国の主権、安全、発展の利益を損なうことのないよう強く促す。