孔鉉佑駐日大使、「中国湖北―日本関西江海連運帯路互通協力プロジェクト」調印式および中国湖北―日本経済貿易協力マッチング会にビデオメッセージ
2021-12-17 19:55

 12月16日、「中国湖北―日本関西江海連運帯路互通協力プロジェクト」調印式および中国湖北―日本経済貿易協力マッチング会が中国の北京、武漢と日本の東京、大阪の4都市でオンライン・対面の同時開催で行われ、孔鉉佑駐日大使が招きに応じて席上、ビデオメッセージを発表し、当館の宋耀明経済商務公使が日本の実会場に出席した。

 孔大使は次のように述べた。湖北と日本は長期にわたり、良好な協力関係を維持してきた。現在、湖北はピッチを上げて中部地区台頭の重要な戦略的支点を築き上げつつあり、複数の措置を同時に講じて内陸開放の新たな高みを作り出し、対外開放の「吸引力」が絶えず強まっている。2020年12月、日本~武漢~欧州コンテナ水路・鉄道連絡輸送国際積み替え新ルートが成功裏に開通し、コロナ禍でのグローバル貿易のために新たな原動力を注入した。

 さらに次のように表明した。昨年、新型コロナウイルス感染症が発生して以来、中日両国は積極的に協力し、感染症に共同で立ち向かい、経済発展の回復を図り、特に英雄都市の武漢とその友好都市である大分市は互いに物資を寄贈し、コロナとの闘いで美談を残した。世界各国は苦楽を共にする運命共同体であり、開放協力を堅持してはじめて、難局を共に乗り切ることができる。岸田内閣が発足した後、習近平主席と岸田文雄首相は電話会談を行い、両国の指導者は来年の中日国交正常化50周年を契機に、新時代の要請にふさわしい中日関係の構築を図ることについて、重要な共通認識に達した。ポストコロナ時代に中日の互恵協力の勢いは阻むことができず、双方がポストコロナ時代における湖北・日本協力の新たな構想、道筋を積極的に模索し、より高い水準の互恵ウィンウィンを実現させ、中日両国関係の推進に新たな貢献をするよう期待している。

 湖北省の趙海山副省長は次のように述べた。今年に入ってから、湖北経済は全面回復、高成長、品質・効率向上、安定の中での好転という好ましい基調を保っており、経済の発展は「メインサーキット」に戻った。今回のプロジェクト調印を新たな契機とし、より多くの日本の友人を招いて新たな枠組みの下、湖北の発展による新たなチャンスを分かち合い、協力ウィンウィンの新たな一章を共に記したい。

 日本国際貿易促進協会の河野洋平会長は次のように表明した。日中の経済貿易往来はコロナ禍の試練の中で強じん性と活力をはっきりと示し、今年の2国間貿易は引き続きプラス成長が実現される見通しだ。現在、中国ではすでに第

 14次5カ年計画(2021~25年)が全面的にスタートし、経済・社会の発展は活気と活力に満ちている。国際情勢が複雑に目まぐるしく変化するほど、日中経済・貿易協力の重要性が顕著になる。ご在席の企業が今回の活動を通じて中国政府の最新の政策を理解し、来年の日中国交正常化50周年を契機に両国の新たな発展実現を後押しすることを希望する。

 日本の垂秀夫中国駐在大使はそのビデオメッセージで次のように表明した。長期にわたり、湖北と日本は経済、文化などの各分野で交流・協力を行い、双方の関係が日増しに深まっている。日本の関西と中国の湖北をつなぐコンテナ定期船、そして遠く欧州まで到達するワンストップ式連絡輸送は必ずや両地域間の経済貿易関係を一段と打ち固めることになろう。

 マッチング会の席上、湖北省人民政府と日本国際貿易促進協会は「中国湖北―日本関西江海連運帯路互通協力取り決め」に正式調印し、また、一群の湖北企業と日本企業が物流・貿易協力について協力取り決めを交わした。中日各界の代表400人近くが対面形式で出席した。