５月３０日、孔鉉佑駐日大使は東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の橋本聖子会長と会見した。会見には日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）常務理事で前駐中国大使の横井裕氏、日本テレビのアナウンサーである辻岡義堂氏、大使館の石永菁公使参事官と張漪波公使参事官が同席した。

　孔大使は、北京冬季オリンピック・パラリンピックを成功させるために橋本会長と日本側が行った支援を大いに評価、好成績を収めた日本選手団を祝福し、次のように述べた。中日両国は今年、国交正常化５０周年を迎えるが、これを契機に双方は積極的に交流を行い、あらゆるレベル、分野で交流と協力を強化すべきだ。冬季五輪における日本側との協力の勢いを持続させ、スポーツと人・文化の交流と協力を強化し、両国間さらには東アジアのウインタースポーツの新たな、より大きな発展を図り、新しい時代にふさわしい中日関係を構築するための前向きな世論と社会基盤を築きたい。

　橋本会長は、中国が五輪期間中に日本選手団を温かく丁寧に迎えてくれたことに感謝し、次のように述べた。２００８年の北京オリンピックに続き、中国は再び比類のない冬季オリンピック・パラリンピックを開催した。北京での訪問はすばらしい記憶として残っている。文化やスポーツの分野で中国と緊密に協力し、民間交流を深めることで、今後も両国関係の改善と発展にさらなる弾みをつけたい。