孔鉉佑駐日大使、「第3回全日本大学生中国語スピーチコンテスト・第21回『漢語橋』世界大学生中国語コンテスト日本予選大会」にビデオメッセージ
2022-06-23 16:55

  6月18日、早稲田大学で第3回全日本大学生中国語スピーチコンテストと第21回「漢語橋」世界大学生中国語コンテスト日本予選大会が開催された。孔鉉佑駐日大使がこれにビデオメッセージを寄せた。大使館教育処の胡志平公使参事官、日本外務省アジア大洋州局の岩本桂一参事官、日中友好協会の永田哲二理事長代行らが出席した。



 孔大使はイベントの成功を祝って次のように述べた。言葉と文字は人類文明の重要なシンボルであり、人と人、国と国の間でコミュニケーション交流や思想文化の伝承を行うための重要な手段である。世界は100年に一度の変化に直面しており、文化的根源が最も近く、交流の歴史が最も長く、経済貿易関係が最も緊密な重要な隣国である中国と日本にとって、互いに尊重と理解を深め、世論の基盤を固めることは特に重要である。中日国交正常化50周年を契機に、より多くの両国の若者が互いの言語と文化を学ぶことで相手に対する理解と認識を深め、若者の知恵と力を生かし、健全で安定した新時代の中日関係の発展に貢献することを希望する。



 岩本参事官は日本政府を代表してあいさつし、次のように述べた。より多くの若者や学生が言葉を懸け橋にして、日中両国民の相互理解・交流を促す使者になることを期待する。日本華人教授会議代表の熊達雲氏、日本孔子学院協議会幹事校代表で桜美林学園理事長の小池一夫氏が主催者を代表してあいさつし、各方面の力強い支援に感謝の意を表し、イベントが日本の中国語教育や中国に対する日本の大学生の理解を深める一助になることを期待すると述べた。

 全国4カ所の予選エリアの50人余りの中から選ばれた19人の出場者が「一起向未来(共に未来に向かって)」「天下一家(世界は一つの家族)」をテーマにスピーチを行い、中国に関する百科クイズに参加した。「漢語橋」コンテストの12人の出場者は、京劇、武術、詩歌、書道、歌曲など中華の才芸も披露した。3回にわたる激戦の末、神戸市外国語大学の井上太陽さんが特等賞、早稲田大学の吉田陽人さんと武蔵野大学の渡辺茉優さんが一等賞、武蔵野大学の橋本蘭蘭さんが二等賞に輝いた。特等賞、一等賞、二等賞を受賞した4人の出場者は同時に中国政府の奨学金で中国に留学する資格を得た。「漢語橋」コンテストの上位3人は日本代表として第21回「漢語橋」決勝大会に出場する。



 今回の中国語コンテストは、中日国交正常化50周年記念事業の一つとして日本華人教授会議が主催、日本孔子学院協議会が共催したもので、駐日中国大使館、教育省中外語言交流協力センター、日本外務省、日中友好協会、日中友好議員連盟、海南省観光文化ラジオテレビ体育庁が後援した。このイベントは中国中央電視台(CCTV)、新華社、人民日報、中国日報、人民中国、日本経済新聞など中日の主要メディアから注目され、19万7000人が東方新報の配信するライブストリーミングを視聴し、11万件の「いいね」を獲得した。