孔鉉佑大使、「2022年子ども童話体験交流事業」開幕式であいさつ
2022-08-24 08:38

 8月17日、孔鉉佑大使は招きに応じ、中日韓子ども童話交流事業実行委員会と「子どもの未来を考える議員連盟」の共催による「2022年子ども童話体験交流事業」・「日中韓子ども童話交流参加者交流会議」の開会式にオンライン形式で出席し、祝辞を述べた。大使館教育処の胡志平公使参事官が同席した。

 孔大使はあいさつで次のように述べた。中日韓3国の緊密な協力のもと、「中日韓子ども童話交流事業」が3カ国の人文交流の重要なプラットフォームとなり、3カ国の子どもたちが絵本を読み、体験し、創作するなどの交流活動を通じて互いの文化への理解を深めている。これまでのイベント参加者の多くが中日韓交流事業に身を投じ、中日韓の友好促進に積極的な役割を果たしてきた。今年は中日国交正常化50周年にあたり、中国はこの機会に日本とより多くの青少年交流活動を展開し、両国の青少年の相互理解と友諠を深め、より多くの友情の種をまき、中日の代々の友好事業を絶えず発展させていきたい。



 中日韓子ども童話交流事業実行委員会の委員長を務める元内閣官房長官・元文部科学大臣の河村建夫氏、元外務大臣・元文部大臣の中曽根弘文氏、文部科学事務次官の義本博司氏らが日本側を代表してあいさつし、日中韓子ども童話交流事業への中国側の力強い支援に感謝し、イベントの発展の歩みと大きな成果を振り返り、文化の共通性と交流の伝統を継承、発揚し、今後も日中韓の青少年の友好交流を図る友情の輪を広げていくことを希望すると述べた。



 参加した子どもたちの代表が絵画作品を発表し、イベントを通じて互いに学び合い、良い友達を作りたいという強い意欲を示した。これまでの参加者の代表が、このイベントに参加して得た経験や成果を紹介し、今回の参加者がこの機会を大切にし、見識を深め、今後もっと多くの国際交流に参加するための経験を積み重ねていくことに期待を示した。

 「中日韓子ども童話交流事業」は、自民党国会議員を中心に超党派で結成された「子どもの未来を考える議員連盟」の発起により設立された「子どもゆめ基金」が2002年から実施している3カ国の子ども交流事業。2022年の活動は中国での開催が予定されていたが、新型コロナウイルス感染症の影響で2023年に延期された。このため、日本側は日本の子どもたちに向けて今回のイベントを単独で開催した。