孔鉉佑駐日大使、少林寺拳法本部を訪問
2023-02-09 11:04

  1月26日、孔鉉佑駐日大使と王秀君夫人は、四国地方を訪問した際に日本少林寺拳法本部を訪問した。薛剣大阪総領事がこれに同行した。



 孔大使一行は、日本少林寺拳法グループ代表の宗昂馬氏、顧問の宗由貴氏、金剛禅総本山少林寺管長の大沢隆氏らの案内で日本少林寺拳法本部を訪れ、中国の古い世代の指導者の墨宝、歴代の駐日大使の揮毫(きごう)、中日友好の桜の樹を目の当たりにし、それらは長年にわたり中国に友好的に接し、中日民間交流に尽力してきた日本少林寺拳法の悠久の歴史を表していた。孔大使一行は、素晴らしい武術と太鼓の実演を見学した後、学生たちと意見交換を行った。年齢の異なる日本の学生たちは各自、嵩山少林寺を表敬訪問するなど中国との交流で良い印象を受けたことを振り返り、今後も身をもって日中友好を進めていきたいと述べた。




 孔大使は次のように述べた。日本の少林寺拳法は中国の少林からカンフーを受け継ぎ、武術と禅の思想を日本で開花させただけでなく、中日友好交流にも積極的に貢献した。前代表の宗由貴氏が中国政府から友誼賞を受賞されたことは、中国側の高い評価を十分に反映している。現在、中日関係は新たなチャンスが訪れると同時に、新たな挑戦〈試練〉にも直面しているが、少林寺拳法をはじめとする日本の民間団体が引き続き友好の理念を堅持し、両国の人々の交流と相互信頼を増進し、中日関係の健全で安定した改善と発展を推進するためにさらに大きな役割を果たすことを期待している。



 四国地方を訪問した孔大使は、中村時広愛媛県知事と会見した。中村知事は愛媛県の近年の中国との交流の進展について説明し、陝西省、西安市、遼寧省、大連市など中国の友好省・市との交流・協力の深化に期待を表明した。双方は、両国の市民間・地域間交流の活力をさらに喚起し、中日関係の着実な前進のための良好な基盤を構築することで一致した。