呉江浩大使:日本は原発汚染水の海洋放出計画を中止すべき
2023-07-05 08:12

  2023年7月4日、呉江浩駐日大使は福島の原発汚染水問題について記者会見を開き、日本は原発汚染水の海洋放出計画を中止すべきだと指摘した。

 呉大使は次のように述べた。原発事故で生じた汚染水を海に放出するというのは人類が原子力の平和利用を始めて以来、前例がない。日本は各国の原発で排出されていると言っているが、各国が排出しているのは冷却水で、事故で溶けた炉心に接触した汚染水ではない。

 福島の原発汚染水には60余種の放射性核種が含まれており、その多くは現段階でなお有効な処理技術がない。日本の処理システムの有効性と持続可能性には権威ある十分な検証がなされていない。

 日本の現在の構想では、海洋放出は30年さらにはもっと長く続く。こんなに不確実要因が多く、持続期間が長い排出行為を誰がどう監視するのか。信頼性をどう担保するのか。これらの問題に確実な結論は出ていない。

 呉大使はさらに次のように強調した。中国の立場は非常に明確だ。つまり日本は直ちに海洋放出計画を中止させ、国際社会と真剣に協議し、科学的、安全、透明で、各国に認められる処理方式を共同で検討すべきである。