楊宇公使、「山東のおもてなし山東の味わい」プロモーションイベントに出席
2024-04-26 18:19

  4月18日、楊宇公使は「山東のおもてなし 山東の味わい」2024東京プロモーションイベントに出席した。山東省党委員会常務委員で宣伝部部長の白玉剛氏、日本の元首相で東アジア共同体研究所理事長の鳩山由紀夫氏が出席し、あいさつを述べた。大使館の張漪波公使参事官および友好団体、両国のメディア、企業の代表ら120人余りが参加した。

 楊公使はあいさつで次のように表明した。中日両国は互いに重要な近隣国であり、中日関係が長期にわたり健全で安定的な発展を維持することは両国の人民の利益に合致しており、地域の平和と安定にも有利である。双方が両国首脳の重要な共通認識〈コンセンサス〉を導きとして、正確な方向を把握し、対話と意思疎通を維持し、実務協力を深め、矛盾と対立を適切に処理し、中日関係の安定的かつ長期的な発展を推進するために貢献することを希望する。

 楊公使は次のように述べた。中国経済の長期的に上向く基本的なすう勢は変わらず、強じんで、潜在力が大きく、活力に満ちた特徴は変わらず、質の高い発展を支える条件も変わっていない。われわれは質の高い発展によって中国式近代化を全面的に推し進め、新しい質の生産力の発展を加速させ、よりハイレベルな開放によって絶えず世界とつながり、高い基準の国際経済・貿易ルールに主体的にリンクさせ、市場化、法治化、国際化した一流のビジネス環境を構築しつつある。日本を含む世界各国と中国の発展のチャンスを分かち合い、手を携えて平和発展、互恵協力、共同繁栄のすばらしい未来を実現したい。山東省は中国の重要な一級行政区の一つであり、日本との交流の歴史は長く、深い蓄積がある。より多くの日本の友人が山東に触れ、山東を体験し、山東を知り、積極的に友好交流を深化させ、実務協力を広げ、中日の両国人民により良い幸福をもたらすことを歓迎する。

 白氏はあいさつで山東の歴史文化と経済発展の情勢を詳しく説明し、次のように述べた。日本と経済分野での協力をより一層強め、文化の協同イノベーションを密にし、文明交流・相互参照を深め、観光の双方向の交流を広げ、青少年の学問・研究での相互訪問を活発にし、山東と日本の交流と協力を絶えず深化させたい。日本の友人が実際に山東を訪れて歩いたり、見たりして「山東のおもてなし 山東の味わい」を楽しむことを歓迎する。

 鳩山元首相は次のように述べた。私は何度か山東を訪れたことがあり、すばらしい思い出となっている。日中両国の交流の歴史は長く、文化の根源は深く、互いに重要な隣国であり、双方は共に努力して戦略的互恵関係を全面的に推進すべきだ。先ごろ、岸田首相は米議会での演説で中国のことを再び「最大の戦略的な挑戦」と指摘したが、私はこれに決して同意しない。双方が各分野の交流と協力を強め、両国の国民の相互理解を深め、日中友好事業の途切れない発展を推進することを希望する。

 プロモーションイベントが始まる前、来賓らは会場の展示と体験エリアを見学し、瑠璃、山東刺しゅう、たこなど山東の伝統文芸品、特色ある良質な農産物および「山東スマート製造」の代表的製品に触れ、山東の社会・経済・文化の発展の成果を体感した。