「共に未来へ!北京2022冬季オリパラハウス」展が東京で盛大に開幕
2021/11/30

 11月29日、駐日中国大使館主催の「共に未来へ!北京2022冬季オリパラハウス」テーマ展が東京中国文化センターで盛大に開幕した。孔鉉佑駐日大使、福田康夫元首相、河野洋平元衆議院議長、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長、スポーツ庁の星野芳隆審議官、日中友好会館の宮本雄二会長代行、日中友好協会の橋本逸男副会長、東京都日中友好協会の宇都宮徳一郎会長、日中協会の瀬野清水理事長、元アイスホッケー日本代表の堀珠花氏、落語家の林家三平氏など、日本の政治、経済、文化・スポーツ、友好団体など各界の著名人、在日中国企業協会の王家馴会長、日本華僑華人聯合総会と東京華僑総会陳隆進会長、全日本華僑華人社団聯合会の賀乃和会長、日本中華總商会の䔥敬如会長、横浜山手中華学校の張岩松校長、全日本中国留学生学友会の夏楊・会長ら中国系機関、華人・華僑・留学生の代表、駐日外交使節団の代表および共同通信社、時事通信社、NHK、「読売新聞」、「朝日新聞」、「毎日新聞」、「産経新聞」、日本テレビ、TBSテレビ、新華社、中国中央電視台、人民中国、人民網、鳳凰衛視(フェニックステレビ)、東方衛視など両国メディアの代表計120人余りが開会式に出席した。北京冬季五輪組織委員会対外連絡部の万学軍副部長と長野県の阿部守一知事がビデオメッセージを寄せた。

 孔大使はあいさつで次のように述べた。習近平主席はすべての中国人民を代表して、心を込めて北京五輪の招待状を送った。習主席自身もスポーツ好きで、北京五輪の招致から準備までの諸業務を自ら計画、推進し、「冬季五輪を成功させるだけでなく、特色ある、すばらしい、唯一無二のものにしなければならない」という重要な指示を出した。北京五輪のラストスパートの諸準備は着実に進んでおり、各会場は世界各国のアスリートが精彩を放つために最も良い競技環境を整え、国際社会に対する中国の厳かな約束を果たすだろう。

 孔大使は北京五輪の各方面の参加者の言葉を引用して、北京五輪の準備の進捗状況と大会の理念を詳細に説明し、次のように表明した。来年は中日国交正常化50周年だ。各界が両国の指導者による「新時代にふさわしい中日関係の構築」という重要な政治コンセンサスを指針とし、北京五輪を機に、両国関係の持続的な改善と発展を図るよう期待している。「グリーン、シェア、オープン、クリーン」な北京五輪が地球規模の課題を解決するヒントを与え、人類の運命共同体構築のプロセスを加速し、一層すばらしい未来に向かって共に突き進進むよう期待している。

 福田氏は次のように述べた。コロナ下でも、北京五輪の準備は全面的かつ着実に進んでいる。各国のアスリートには良い成績を残してほしい。また、北京五輪が優れた、素晴らしい、成功した大会になるよう願い、期待している。私は日本の関係方面と共に、北京五輪の成功のために最大限の支持と協力を行う。

 山下会長は次のように述べた。来年1月29日、北京五輪に参加する日本選手団が結団式を行う。規模は200人を超え、私自身も一緒に北京に行く。少し前、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と世界の多くの国の五輪委員会責任者がギリシャで会議を開き、北京五輪の盛大な開幕と成功への期待を示した。日中をはじめとする東アジア各国が、スポーツ交流を通じて相互理解と友好的感情を増進することを心より願っている。北京五輪が成功し、コロナ下の世界に希望と光、勇気と活力をもたらすよう祈っている。

 万副部長はビデオメッセージで北京冬季五輪の最新の準備状況を紹介し、次のように述べた。中日両国は一衣帯水で、友好往来の歴史が長い。北京五輪組織委員会もつねに東京五輪組織委員会と緊密に連絡を取り、諸々の面で協力のコンセンサスを得ている。今後も日本側とのコミュニケーションや協力を強化し、東京五輪の経験を十分参考にして、中日両国の五輪を舞台とした交流と協力のために良好な基礎を築いていきたい。

 阿部知事はビデオで次のように述べた。北京冬季五輪の成功を心から祈っている。先ごろ中国が大型選手団を東京五輪に派遣し、心を揺さぶる素晴らしいパフォーマンスを披露してくれたことに感謝する。1998年の冬季五輪の開催地であった長野は、中国との五輪協力を強化し、各分野における両国間の友好交流を促していきたい。

 開会式では、ゲストたちが一緒に北京五輪のプロモーションビデオとテーマ展を見、会場で主催者の説明を聞き、北京五輪準備の歩みや種目の設定、競技施設の建設、防疫措置、テストの進捗状況などを深く理解して、中国の防疫は強力で、準備は着々と進んでいると口々に称賛し、北京冬季五輪の成功を祈り、期待を寄せた。

 孔大使と主賓はまた、アイスホッケーやカーリングなど冬季五輪の種目を興味深げに体験し、VR(仮想現実)システムを通して北京五輪会場の状況を見るとともに、メッセージを書く壁に北京五輪への祝福を記した。このテーマ展では、各種の写真が100枚余り、ビデオなどのマルチメディア素材が10点以上展示されるほか、複数の体験・インタラクション・コーナーも設置されている。展示は12月5日まで。