中朝両党・両国最高指導者が新年の祝電交換、「中朝友好年」の開始を宣言
2024-01-09 13:31

  習近平中共中央総書記(国家主席)は1月1日、金正恩朝鮮労働党総書記(国務委員長)と新年の祝電を交わし、2024年を「中朝友好年」と定め、一連の行事を開始することを宣言した。新華社が伝えた。

  習総書記は「中朝は陸続きの友好的隣国だ。近年、双方が互いに努力し、推し進める中、中朝の伝統的な友好協力関係は新たな歴史的時期に足を踏み入れた。双方は戦略的な意思疎通を緊密化し、実務協力を深め、国際・多国間問題で協調と協力を強化し、中朝関係の不断の発展を推進し、両国の共通利益を守り、地域の平和と安定を維持してきた」と指摘。

  「新たな時期、新たな情勢の下、中国の党と政府は常に戦略的・長期的観点から中朝関係を捉えている。中朝の伝統的な友好協力関係をしっかりと維持し、揺るぎないものにし、発展させることは、我々にとって揺るぎない方針だ。中国は朝鮮と共に、両国の国交樹立75周年ならびに『中朝友好年』を契機に、伝統的友情を発揚し、戦略的相互信頼を深め、交流や協力を増進し、中朝関係が時代に合わせてより大きな発展を遂げる後押しをし、共に中朝友好の新たな章を記し、両国民により一層幸福をもたらし、地域の平和と安定の維持にたゆまず新たな貢献を果たしていくことを望んでいる」と強調した。

  金総書記は「2024年は朝中国交樹立75周年であり、重要な意義を持つ。朝中両党・両国政府が2024年を『朝中友好年』と定め、時代の要請に基づき朝中の伝統的な友好協力関係をさらに発展させることは、両国民共通の期待や願いと一致する。朝中の友情は社会主義闘争の中で築かれ、揺るぎないものとなり、発展してきたものだ。私は、新たな一年において、朝中の友情の盤石さが十分に示されるものと確信している。朝中両党・両国政府は『朝中友好年』行事の開催を通じて、政治・経済・文化など各分野で交流や往来、友好的感情、団結を強化し、地域と世界の平和・安定維持の共同闘争の中で協力を一層強化し、朝中関係の新たな章を記していく」とした。