駐日大使館報道官、8回目の福島核汚染水海洋放出開始について記者の質問に答える

2024-08-08 08:00

 問:東京電力は8月7日、8回目の福島核汚染水海洋放出を開始したが、これについてコメントは。

 答:福島原発汚染水の海洋放出は、全人類の健康や世界の海洋環境、国際公共利益に関わるもので、日本だけのことでない。核汚染水海洋放出の安全性、浄化装置の長期信頼性、監視の有効性などに対する国際社会の懸念を未解決な状況で日本が海洋放出を続け、潜在的汚染リスクを全世界に転嫁することは極めて無責任であり、中国はこれに断固反対する。中国はこれまでに何度も日本に懸念を表明し、また日本側と深く意思疎通を図っている。

 われわれは周辺隣国など利害関係国が実質的に参加し、独立した、有効な長期的国際監視システムの確立に日本が全面的に協力するよう促す。