問:先ごろ、日本外務省は最近の南中国海における緊張の高まりに関する報道発表を出したが、これについてコメントは。
答:日本は南中国海問題で再び悪意を持って中国を誹謗、中傷し、南中国海情勢をかき乱し、緊張を作り出そうとたくらんでいる。われわれはこれに強い不満と断固とした反対を表明し、厳正に抗議する。
南中国海の一部島礁を巡る最近の動きについて、事実の経緯と是非曲直は非常にはっきりしている。フィリピンは中国の南中国海の島礁で権益侵害や挑発行為を繰り返し、中国の領土主権や海洋権益を著しく侵害しており、そのすべてに責任を負わなければならない。中国がとった必要な規制措置は完全に正当で合法的かつ合理的なものであり、現場での作業はプロフェッショナルかつ抑制的で、標準的なものだった。
中国は南中国海仲裁事案の違法で無効な裁決を受け入れず、認めない。裁決に基づくいかなる主張や行動も受け入れない。いわゆる裁決を利用して日本が中国に圧力をかけることに断固反対する。法律の衣をまとった政治的利用は必ず失敗する。
長い間、日本は米国など少数の国とともに、さまざまな手段で南中国海に干渉し、極めて不名誉な役柄を演じてきた。日本に対し、もめ事をあおり、対立をけしかけることをやめ、ますます南中国海をかき乱す誤った道にはまることのないよう厳粛に促す。