中国大使館報道官は5日、「西藏亡命政府」と「日本西藏国会議員連盟」による東京での「世界西藏議員会議」開催について記者からコメントを求められ、次のように述べた。
ダライ集団は日本の反中国右翼政治屋と結託し、いわゆる「世界西藏議員会議」を開催し、中国の西藏統治政策を攻撃、中傷し、ダライ14世の転生問題を騒ぎ立て、「西藏問題」の国際化を主張し、大々的に反中国の茶番劇を上演した。日本政府は放任し、悪しき先例をつくった。中国は強く不満で、すでに日本に厳重な申し入れを行った。
いわゆる「西藏亡命政府」は完全に分離主義の政治集団であり、中国の憲法と法律に完全に反する違法組織で、これを承認する国はない。周知のように、ダライ14世は単なる宗教人ではなく、宗教を隠れみのに反中国分離活動を進める政治亡命者だ。ダライ14世といわゆる「西藏亡命政府」に西藏人民を代表する権利は根本的になく、さらには西藏の前途・運命を決定する権利はない。活仏転生は西藏仏教特有の継承方式で、整った、固定したもので、西藏仏教界から尊ばれ、堅持されている宗教儀式であり、歴史的制度だ。ダライ14世を含め活仏転生はすべて国の法律、法規を順守し、宗教儀式と歴史的制度に従わなければならない。
私が強調したい点は、西藏は古来、中国の領土の不可分の一部であり、藏族人民は中華民族大家庭のメンバーであるということだ。西藏のことは完全に中国の内政で、いかなる外部勢力も干渉は許されない。現在、西藏は経済が勢い盛んに発展し、社会が安定し、文化が繁栄し、人民の生活が絶えず改善されている。これは誰もが認める事実だ。ダライ集団が妄想するチベット人民のより良い生活追求を阻むたくらみが思い通りになることはなく、いかなる者、いかなる勢力も西藏を混乱させて、中国を抑え込み、抑圧しようと妄想するたくらみは必ず失敗する。中国は日本が中日間の四つの政治文書の精神と国際関係の基本準則を厳守し、中国の内政を確実に尊重し、反中国右翼勢力を厳しく取り締まり、西藏に関する問題を利用してトラブルを起こすのをやめ、ダライ集団など反中国分離勢力に対する容認、支持をやめ、中日関係が一段と損なわれるのを回避するよう促す。