駐日中国大使館報道官,日本政府要人の台湾に関する誤った発言を強く批判
2021-07-02 09:09

 問:7月5日、日本の麻生太郎副首相兼財務大臣は台湾海峡で衝突が起きれば「存亡危機事態」と認定するとし、日本と米国は台湾を共同で防衛する必要があるとした。これより前にも中山泰秀防衛副大臣が台湾を「国家」とし、蔡英文を「総統」と呼んだ。中国はこれについてどのようにコメントするか。

 答:日本政府要人が台湾問題で極めて悪質な発言を繰り返し、中国の内政に乱暴に干渉し、一つの中国の原則と中日間の四つの政治文書の精神に重大に背き、日本のこれまでの台湾問題に関する約束に重大に背き、国際関係の基本準則と中日関係の政治的基礎を重大に損なっている。これは中国に対する公然たる政治的挑発で、中国は強い不満を表明し、断固反対する。すでに日本側に対し厳重な申し入れと抗議を行った。

 台湾問題は完全に中国の内政で、外部からのいかなる干渉も容認しない。台湾は中国の領土の不可分の一部である。これは国際社会が広く認める基本的事実である。いかなる者も中国人民の国家主権と領土保全を守る固い決意、堅固な意志、強大な能力を見くびってはならない。中国統一の大業の阻害、破壊をたくらむ者は必ず散々な目に遭うことになる。

 台湾問題は中国の核心の利益に関わり、中日関係の政治的基礎に関わり、両国間の基本的信義に関わるものである。台湾問題を適切に処理することは中日国交回復の前提であり、基礎であり、中日共同声明など四つの政治文書で明確に規定されている。最近、日本は中国の再三の申し入れと厳正な立場を顧みず、台湾問題で絶えずトラブルを起こし、一線を越え、中日関係の雰囲気を重大に悪化させ、両国の政治的相互信頼を損なっている。中国は日本が歴史を深く反省し、中日間の四つの政治文書の原則とこれまでの約束を確実に順守し、中日関係の政治的基礎に関わる重大な原則問題で言動を慎重にし、挑発し、騒ぎを起こすことをやめ、いかなる形でも中国の主権、安全、発展の利益を損なうことをやめるよう厳に促す。