駐日中国大使館報道官,日豪首脳会談で中国に関しネガティブな内容を厳しく反論
2022-01-06 19:30

 問:日本とオーストラリアの指導者は6日、オンライン会談を行い、共同声明を発表し、新疆、香港、東海、南海などの問題で懸念を表明し、台湾海峡の平和・安定の重要性を強調した。日豪は防衛協力を高める「円滑化協定」に調印した。これについて中国のコメントは。

 答:日豪指導者の会談と共同声明は中国に対し、いわれのない非難を行い、決まり文句を繰り返し、中国の内政に乱暴に干渉し、地域各国の矛盾をあおり、国際法と国際関係の基本準則に重大に反するもので、中国は強い不満と断固とした反対を表明する。

 指摘しなければならない点は、台湾は中国の領土の不可分の一部で、新疆、香港のことは完全に中国の内政であり、外部勢力のいかなる干渉も許さないということだ。中国は国の主権、安全、発展の利益を断固守る。東海問題に対する中国の立場は明確で、一貫したもので、日本は中国との関係の共通認識の精神を確実に順守すべきだ。南海問題で中国は引き続き当事国との対話・協議によって矛盾や意見の相違を有効にコントロールし、南海情勢の安定を共に守る。他の国が手出しや介入をやめ、直接当事国の平和・安定維持の努力を尊重するよう希望する。

 日豪両国は地域のメンバーとして、地域各国の相互信頼の増進、地域協力の促進、地域の平和・安定の維持で積極的役割を果たす責任と義務がある。第三国を対象にしたり、第三国の利益を損なったりすべきでなく、さらには閉鎖的で排他的な「小さなグループ」をつくるべきでない。日豪が時代の潮流に従い、地域の平和、安定、繁栄に役立つことを行うよう希望し、この反対でないことを願う。