駐日大使館報道官、福島第一原発の作業員放射性廃液汚染について記者の質問に答える
2023-10-27 09:02

 問:報道によると、このほど福島第一原子力発電所で作業員が放射性廃液を浴びる事故が起きたという。中国のコメントは。

 答:中国は事故で人的被害が出たことを遺憾に思っている。多核種除去設備(ALPS)の配管洗浄の際に事故が起きたことは、福島の核汚染水が比較的強い放射性を帯び、処理過程で大きなリスクを誘発しやすく、外部には核汚染水の海洋排出の信頼性を疑う十分な理由があることを再度示している。

 日本の核汚染水処理での相次ぐ事故で、内部管理の無秩序と混乱ぶりがさらけ出され、国際社会による監督の重要性が再びはっきりした。中国としては、日本が周辺の隣国と国際社会の懸念を直視し、責任ある方法で核汚染水を処分するとともに、利害関係者の十分な参加と長期的効果的な国際監視を受け入れるよう厳しく促したい。