駐日大使館報道官、福島第一原発の核汚染水漏えい事故に関する記者の質問に答える
2024-02-08 16:08

 問:福島第一原子力発電所の核汚染水浄化装置で7日漏えい事故が発生し、220億ベクレルの放射性物質を含む約5・5トンの核汚染水が漏れたと伝えられるが、コメントは?

 答:福島の核汚染水処理過程における相次ぐ事故で、東電内部の管理の混乱と日本政府の監督の不徹底ぶりがはっきり露呈され、核汚染水処理装置の長期的な信頼性の欠如が再度証明され、国際社会による監督の必要性が一層明らかになっている。われわれは事故後の影響を見守っていく。日本が関係情報を速やかに公開するよう希望する。

 福島の核汚染水の海洋放出は全人類の健康、全世界の海洋環境および国際的公共の利益に関わる。日本が周辺諸国と国際社会の懸念を直視し、利害関係者と誠実な姿勢で十分に協議し、利益関係者が十分かつ実質的に参加する効果的な国際監視取り決めの確立に全面的に協力し、科学的、安全、透明な方法で核汚染水を確実に処理するよう再度厳しく促したい。