日本の中国関連の後ろ向きの発言に駐日大使館報道官がコメント
2024-04-16 13:30

  問:日本の岸田文雄首相は昨日(11日)、米議会での演説で、中国の対外的な姿勢や軍事動向は日本の平和と安全だけでなく、国際社会の平和と安全にとっても、「これまでにない最大の戦略的な挑戦」をもたらしているとした。本日(12日)行われた日米比3国首脳会談で、日本はフィリピンに巡視船を追加供与し、また日米比と多国が参加する合同演習を共同で進めると発表した。中国のコメントは。

 答:中国は日本の後ろ向きの動きについて厳重な申し入れを行った。事実を歪曲(わいきょく)し、中国を中傷するこの発言は重大な挑発であり、強い不満を表明する。

 日本は一方で中日の戦略的互恵関係を全面的に推進すると言い、一方で米国に出掛けて中国の脅威をますますひどく言いはやしており、これは典型的な「二面的」手口である。

 中日往来の2000年の歴史を見渡せば、中国が日本の脅威になったことはない。逆に、日本は中国とアジアの隣国に侵略戦争を起こし、惨めな敗北をなめた。

 目下日本は軍拡・兵力増強を推進し、新たな脇道へ一歩一歩入っている。ウリを植えるとウリがなり,豆を植えると豆がなること〈因果応報ということ〉を知らなければならない。

 日本が無法なたくらみや中国への誤った認識にうつつを抜かすならば、焦りと憂慮はとどまるところがないだろう。日本がこれを基に誤った行動を取るならば、中国は断固として必要な対応をとるだろう。

 日米など少数の国はひたすら南中国海が混乱することを願い、不法な挑発行為を公然と後押ししてフィリピンに気合を入れ、下心をもって南中国海の情勢をかく乱し、地域の平和と安定に重大な脅威をもたらしている。われわれは事態の推移を注意深く見守っている。