6月22日、第5回全日本大学生中国語スピーチコンテスト(国航杯)ならびに第23回「漢語橋」世界大学生中国語コンテスト日本地区決勝大会が東京で開催された。在日中国大使館教育部の杜柯偉公使参事官、日本外務省の岩本桂一領事局長、日本華人教授会議の段瑞聡代表、中国国際航空日韓地区支社長の馮力氏らがイベントに出席した。今回の大会は日本華人教授会議が主催、日本孔子学院協議会が共催し、在日中国大使館と日本外務省が後援を行い、中国国際航空が協賛した。
杜公使参事官はあいさつで次のように述べた。昨年11月、習近平主席と岸田文雄首相がサンフランシスコで会談し、戦略的互恵関係の全面的推進を再確認し、両国の各分野における交流・協力のさらなる深化について重要な共通認識(コンセンサス)に達し、中日関係の改善・発展と教育協力の持続的推進にはっきりと方向を示した。両国友好の基礎は民間にあり、両国の人々の友好の未来は若い世代にかかっている。中日両国の青少年が言語学習を通じて交流を強化し、理解を増進し、友情を深め、友好の伝統を共同で発揚し、中日関係の美しい未来を切り開くために若い力を注ぐことを期待している。
岩本氏は40年にわたる中国語学習のキャリアを振り返り、中国語を学ぶことで大きな恩恵を受けたと述べ、より多くの日本の若者が中国を訪れ、日中関係の改善に自らの力で貢献するよう奨励した。
段代表は主催団体を代表して、在日中国大使館をはじめ、今回の大会を支援してくれた各方面の人々に感謝の意を表し、出場者が素晴らしい成績を収めることを期待していると述べた。
馮氏は協賛企業を代表して、中国語を学ぶ若い日本人留学生が中国企業で働き、中日の経済貿易協力と友好交流事業に身を投じるよう呼びかけた。
スピーチの演題は「天下一家(One World, One Family)」。出場者は、中国百科知識クイズや中国文化関連の特技披露も行った。東京の決勝大会には、全国5地区の予選を勝ち抜いた20人が出場した。激戦の末、武蔵野大学の松本莉欧さんが第5回全日本大学中国語スピーチコンテストの一等賞を受賞した。神戸市外国語大学の田中那央さんが第23回「漢語橋」世界大学生中国語コンテストの一等賞を受賞し、日本地区代表としてワールドファイナルに出場する。