6月13日、中国駐日本国大使館の祝学華公使参事官は国立極地研究所を訪問し、野木義史所長、伊村智副所長、榎本浩之氏、堤雅基氏ら専門家と座談会を行った。
祝公使参事官は次のように述べた。極地は世界で最も脆弱で貴重な生態系の一つだ。気候変動や人類の活動の影響により、極地は氷河の融解、生物多様性の喪失などの深刻な危機に直面しており、極地研究の国際交流・協力を強化することは極めて重要であると示している。中国政府は極地における科学技術イノベーションの開放と協力を非常に重視している。日本の国立極地研究所が中国と交流・協力を深めることを希望し、在日中国大使館はそのために積極的なサポートを提供する用意がある。
野木所長は次のように述べた。国立極地研究所は中国の複数の科学研究機関と連携しており、今後も交流・協力をより一層強化するつもりだ。
座談会の後、祝公使参事官は低温実験室、南極・北極科学館を見学した。