施泳公使、西藏学交流講座に出席

2025-06-25 17:00

 6月20日、中国駐日本国大使館は中国西藏学交流代表団と西藏学交流講座を共催した。施泳公使と西藏自治区対外文化交流協会の廖懇執行会長が出席した。「西藏に近寄り、西藏の声を聞く」をテーマに、中日両国の専門家や学者、メディアおよび各界の関係者約70人が参加した。

 施公使は次のように述べた。中国政府は常に西藏自治区の発展を高度に重視し、多くの重点建設プロジェクトを実施し、人々の生活に資する一連の政策を打ち出してきた。中央政府はポタラ宮など貴重な文化遺産の保護に特別資金を投入し、西藏地方劇など無形文化遺産の継承と発展を全力で支援し、西藏の文化事業が飛躍的な進展を遂げたのを後押しし、各民族の団結と奮闘、繁栄と発展の時代的意義を生き生きと示した。

 廖氏はデータと実例を交えながら、西藏の各分野の建設・発展と対外交流の状況について詳しく説明した。廖氏は、西藏の経済は質の高い発展を遂げ、住民の文化的な満足度が向上し、民族間交流が緊密化していると指摘、日本の各界が自信に満ちた、開放的で包摂的な新しい西藏を訪れ、見学し、参観訪問することを歓迎すると述べた。

 中国西藏学研究センターの李徳成副総幹事は、西藏仏教の活仏転生制度について詳細に解説し、国家や西藏の各レベルの政府は西藏仏教の活仏転生の伝統を十分に尊重し、活仏転生の管理を法律に基づき規範化しており、宗教儀式と歴史的に定められたやり方に従って西藏仏教の活仏継承事項を処理し、宗教の継承と秩序ある発展を保証していると述べた。

 代表団は西藏の伝統文化の保護と継承、信教の自由、人権の保障、社会統治などに関する状況についても説明し、メディアや聴衆の質問に回答した。