５月１１日、孔鉉佑駐日大使は求めに応じ、間もなく離任するサボイア駐日ブラジル大使と会見した。大使館の梁林沖参事官が同席した。

　孔氏は次のように表明した。中国とブラジルは同じく新興経済体〈エコノミー〉の代表であり、近年両国の全面的な戦略的パートナーシップは着実に発展し、各分野の交流・協力はたえず深まり、両国と両国人民に利益をもたらし、新しいタイプの大国関係の発展の参考をも提供した。目下国際的な枠組みは大きく変化しており、中国ブラジルはグローバル・多国間問題で引き続き意思疎通・調和を保ち、ＢＲＩＣＳ（ブリックス）などの枠組み内の協力を強化し、共に世界の平和・発展と公平・正義を守るため積極的な役割を果たすべきである。

　サボイア氏はこれに賛同し、中国はブラジルの重要な協力パートナーであり、引き続き中国と各分野の友好交流と互恵協力を強化したいと表明した。

　双方はロシア・ウクライナ情勢などについても意見を交換し、各国の主権と領土保全を尊重し、一方的な制裁に反対し、紛争の対話を通じた平和解決を支持するべきであるとの認識で一致した。