建軍節にあたり、孔鉉佑駐日大使のご挨拶
2022/07/27

 

(挨拶ビデオ)


 8月1日は中国人民解放軍建軍95周年記念日にあたっており、謹んで中国人民解放軍に祝意を表明し、その勇敢な、献身、犠牲の精神に最高の敬意を表します。

 英雄的な人民の軍隊は誕生の日から、中国共産党の旗印の下で揺るぎなく前進し、中国共産党と中国人民の発展の歩みにしっかりついてゆき、祖国の安寧と人民の幸福を守り、世界の平和と人類の発展を守っています。目下、中国の軍隊は習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想を導きに〈新時代の中国の特色ある社会主義に関する習近平総書記の思想を指針に〉、習近平強軍思想〈軍隊の強化に関する習近平総書記の思想〉を徹底して貫き、建軍100年にあたっての奮闘目標の実現に焦点を当て、中国の特色ある軍隊強化の道に沿いつつ、党の新時代における軍隊強化の目標の実現と人民の軍隊の世界一流の軍隊への全面的建設に向かって大股で前進しています。

 目下、新型コロナウイルスのパンデミックと100年未曽有の変局が入り交じり重なり合っており、人類の運命共同体を築くことこそがこの世の正しい道であり、多国間主義を守り、実行することこそが正しい選択であり、同舟相救い、団結し協力してはじめて共に難局を乗り切り、共に未来を勝ち取ることができるのです。平和と発展は時代の潮流で、人心の向かうところであり、中国は世界の繁栄・発展により大きく貢献し、国際的公平と正義のためにより大きな努力を払い、世界の共同安全保障のためにより大きな役割を果たし、つねに世界平和の建設者、グローバルな発展への貢献者、国際秩序の擁護者になるために力を尽くしています。中国は引き続き平和を愛する国や人民と共に、平和、発展、公平、正義、民主主義、自由という全人類共通の価値を広く発揚してゆきます。そして協力を堅持し、対決をせず、開放を堅持し、閉鎖をせず、互恵・ウィンウィンを堅持し、ゼロサムゲームをせず、覇権主義と強権政治に反対し、歴史の車輪を光明に満ちた目標に向かって前進させてゆきます。  

中日国交正常化50周年に当たる今年は、両国関係発展史上の一里塚です。国交正常化は中日両国に50年間の平和をもたらしました。中日関係はこの期間中、多くの波風を乗り越え、長期的な発展を遂げ、両国人民に具体的な利益をもたらしたばかりか、さらに地域と世界の安定と発展のために重要な貢献を果たしました。我々はこの局面を一層大切にし、この中から経験と知恵を汲み取るべきです。当面の中日関係は依然として複雑で厳しく、再び歴史的な岐路に立たされています。双方は国交正常化50周年という重要な契機を捕えて、中日間の4つの政治文書と両国指導者の共通認識に従い、両国関係の正しい発展の方向を適切に把握し、政治的相互信頼の強化に努力し、互恵協力を深化させ、文化交流を広げ、矛盾や対立をコントロールし、2国間の建設的な安全保障関係を築き、両国関係をしっかりと維持し、強固にし、発展させ、より成熟して安定した中日関係を手にしながら次の50年を歩んでいくべきです。

半世紀の風雨を経ながら、困難な道のりを50年間歩み続け、我々は現在、新しい歴史のスタート地点に立っています。双方が友好の初心を終始心に刻み、歩みを共にする自信と決心を抱き、共に努力すれば、必ずや困難を克服し、チャンスをつかみ、中日の平和・友好・協力の新たな一章をつづることが出来るに違いありません。