３月28日、呉江浩駐日大使は、日本国際貿易促進協会会長で元衆議院議長の河野洋平氏に着任のあいさつをした。日本国貿促の笠井爚雄理事長、大使館の楊宇公使、張漪波公使参事官が同席した。

　呉大使は次のように述べた。中日関係は国交正常化以来、幾多の苦難を経て、今、新たな重要な段階にある。双方が中日の四つの政治文書の精神を順守し、実際の行動で「互いに協力パートナーとなり、互いに脅威とならない」という政治的コンセンサスを体現し、健全で安定した中日関係を維持・発展させ、新時代の要請にふさわしい中日関係を構築し、両国と地域の平和的発展のための原動力を絶えず注入することを希望する。

　呉大使は次のように強調した。中国は質の高い発展を図り、ハイレベルの対外開放を推進することに力を入れている。 われわれは引き続き日本を含む各国の企業が中国に投資し、事業を立ち上げるための良好な環境を提供していく。 日本の経済界が中国の発展のチャンスをつかみ、中国市場を積極的に拡大し、中国との協力の潜在力を引き出し、より良い互恵ウィンウィンを実現することを歓迎する。

　河野会長は次のように述べた。日本と中国は、互いに重要で不可欠な協力パートナーである。双方は日中間の四つの政治文書の原則をしっかりと把握し、平和、友好、協力という正しい方向を堅持すべきである。日本国際貿易促進協会は中国と共に現在のチャンスを捉え、できるだけ早く交流を再開・拡大し、相互理解を深め、互恵的な協力を深め、二国間関係の安定・改善・発展を図ることを願っている。