６月３０日、呉江浩駐日大使は西村明宏環境相を表敬訪問した。これには環境省の松沢裕地球環境局長と大使館の楊宇公使、秦衛東参事官が同席した。

　呉大使は次のように述べた。習近平主席は環境保護と開発を非常に重視し、早くから「山紫水明は金山銀山」という重大な科学的論断を示し、「数多くのプログラム」を自ら企画、自ら手配、自ら推進してきた。習近平生態文明思想は人と自然、保護と開発、環境と暮らし、国内と国際等の相互関係を系統的に説明し、中国の環境保護事業と持続可能な開発を絶えず新たな段階に押し上げている。

　さらに次のように表明した。中日は隣国同士で、環境協力の歴史は長く、成果は大きく、両国人民に幸せをもたらした。双方が協力の基礎を強固にし、協力の潜在力を掘り起こし、両国ひいては全世界の環境開発のために東洋の知恵と力を出すよう希望している。

　高村氏は双方の環境分野の協力の成果を高く評価し、気候変動、生物多様性、トキ保護における中国の貢献を称賛し、重要なエコノミーである日中が環境分野の協力をさらに深めるよう期待を表明した。

　双方は第２４回中日韓環境相会合、若手環境保護職員交流、気候変動、生物多様性などについて意見を交換した。

　呉大使は福島原発汚染水の処理問題について中国の厳正な立場と深刻な懸念を表明した。