秦剛外交部長、日本の林芳正外相と電話会談
2023-02-03 08:08

  秦剛外交部長は日、日本の林芳正外相と電話会談を行った。

 秦氏は次のように述べた。中日は一衣帯水の近隣で、平和共存と友好協力が双方の唯一の正しい選択だ。双方は歴史を鑑とし、初心を守り、妨害を排除し、方向を正し、新時代の要請にかなった中日関係の構築に共に尽力すべきだ。今年は中日平和友好条約締結45周年で、中国は日本とこれを契機とし、条約の精神を共に振り返り、条約の義務を果たし、「互いに協力パートナーとなり、互いに脅威とならない」重要な政治的共通認識を堅持し、ハイレベル対話・意思疎通を続け、デジタル経済、グリーン発展、産業チェーン・サプライチェーンの安定維持などの分野の協力を深め、中日関係を正しい軌道に沿って改善、発展させることを願っている。

 秦氏は次のように述べた。日本が客観的、理性的な対中認知を堅持し、歴史や台湾など重大な問題で約束を守り、言動を慎重にし、軍事・安全保障分野で行動を慎重にし、釣魚島問題で右翼勢力の挑発を阻止することを希望する。中日の経済は互いに依存し、互恵で、日本が国際貿易ルールと自らの長期的利益の維持に目を向け、引き続き市場原理と自由開放の精神を堅持し、中国との経済、貿易、科学技術面の協力を進めるよう希望する。双方は戦略面の自主性を堅持し、共同でアジアをしっかり発展させ、築かなければならない。中国と国際社会は日本が放射能汚染水の海洋放出を一方的に決定したことに対し、重大な懸念があり、日本がオープン、透明、科学的かつ安全な方法で処理するよう希望する。

 林氏は次のように述べた。日中の発展・繁栄は互いと切り離すことができず、両国関係には幅広い協力の余地と巨大な発展の潜在力がある。日本は中国と共に平和友好条約締結45周年を契機とし、条約の精神を振り返り、両国指導者の重要な共通認識を実行に移し、各レベルの対話・意思疎通と国民交流を強化し、実務協力を推進し、建設的で安定した日中関係を築くことを願っている。日本は中国が国際社会のために積極的に貢献することを歓迎する。多くの分野で中国との協力を強化したい。

 双方はまた共に関心を寄せる問題について意見を交換した。