FOCAC会議出席の6カ国外相 南海問題で中国の立場支持
2016/08/02
 

    中国の王毅・外交部長は29日北京で、中国アフリカ協力フォーラム(FOCAC)ヨハネスブルクサミット成果実行調整者(シェルパ)会議出席のため訪中した南アフリカのマシャバネ外相、ガボンのンゴンデ外相、ベナンのアベノンシ外相、ジブチのユスフ外相、南スーダンのアルル外相、アルジェリアのメサヘル外務・マグレブ・アフリカ連合・アラブ連盟担当相と個別に会見した。

    王氏は、6カ国外相とそれぞれ二国間関係や共に関心を寄せる国際・地域問題について意見を交換し、次のように表明した。習近平主席がフォーラムサミットで発表した中国のアフリカ政策に関する新しい思想、理念、措置はすでに双方の24億人民に恩恵をもたらす成果に転化あるいは転化されつつある。中国はアフリカが自ら選んだ自国の国情にかなった発展の道を支持しており、アフリカとの政治的相互信頼をさらに深め、互恵協力の方式を刷新し、アフリカが自力発展能力を高め、恒久平和と持続可能な成長を実現するのを支援していく。

    6カ国外相は中国の提案で開催された会議を高く評価し、中国アフリカ「10大協力計画」の推進と進展に満足の意を表した。またアフリカ中国関係を高く評価し、中国はアフリカの真の友人、パートナーであるとの点を一致して確認し、次のように表明した。中国との協力構想を深め、各分野の友好的な互恵協力を強化し、アフリカ中国関係を新たな段階に推し進めていく。南海問題では中国の正当な立場を支持すると改めて表明し、中国との国際協力を緊密にし、共通の利益を守っていきたい。