福州で「釣魚島:歴史と主権」展開催
2012/10/27
 

   福建省档案館〈公文書館〉と福建師範大学ビン(もんがまえの中に虫)台区域研究センターが共催する「釣魚島:歴史と主権」展が27日同館で始まった。釣魚島が昔から中国固有の領土であることを示す140点余りの歴史的写真の複製などが展示されている。

   同展は釣魚島の歴史と主権をめぐり、国務院新聞〈報道〉弁公室が発表した白書「釣魚島は中国固有の領土である」に基づき、写真や文章など豊富な資料で釣魚島の歴史と主権帰属を紹介している。主な展示内容は「釣魚島は中国固有の領土」、「日本による釣魚島の窃取」、「米日間の釣魚島の密かな授受」、「釣魚島上空の暗雲」、「神聖な領土の侵犯許さず」の五つ。

   福建省公文書局の丁志隆局長の説明によると、展示されている写真資料のうち特に貴重なものは、釣魚島について最も早く記載された歴史書で、英オックスフォード大学ボドリアン図書館に所蔵されている明代万暦年間(1573~1620年)の「順風相送」の写本の複製や米議会図書館に唯一所蔵されている明代万暦年間に琉球冊封正使の郭汝霖が記した「重編使琉球録」の複製など。

   このほか釣魚島研究の専門家で香港中文大学アジア研究センター研究員の鄭海麟氏が提供した数多くの貴重な国内外〈出版〉の地図が展示されている。

   同展は11月4日まで一般に無料公開される。

(福州10月27日発新華網)