香港で明代の航海史料展示 釣魚島の中国所属示す
2014/03/22

   香港海事博物館と英オックスフォード大学ボドリアン図書館が共催する「針路藍縷オックスフォード大学所蔵明代海図と輸出陶磁器」特別展が21日から香港で始まった。同展には釣魚島が早くから中国に属していたことを示す資料である明代の航路図と海図「明代東西洋航海図」が展示された。

   香港歴史博物館の元館長で香港中文大学歴史学科の教授を務める丁新豹氏は取材に答えて次のように語った。▽「明代東西洋航海図」は漁船や商船が一つのポイントから別のポイントに移動するルートが描かれ、福建から琉球まで釣魚島を経由して行っていたことが示されており、中国人は早くから釣魚島の存在を知っていた。▽こうした資料は釣魚島が古くから中国の領土であることを示す証拠で、日本にこのような証拠はない。