中国語発音表記付きの欧米釣魚島古地図 36万8000元で落札
2014/05/04

   中国人の発音に基づく表記が付いた釣魚島に関する欧米の古地図が3日、西冷印社の2014年春季競売会で競売にかけられ、9万元で競売が始まり、36万8000元で落札された。

   西冷印社競売公司によると、民営博物館と文献館を開設する意欲を持つ中国の収集家が特別な歴史的意味を持つこの地図を落札した。

   落札された地図は19枚で、ほとんどは英国、フランス、ドイツ、米国が18世紀中葉から19世紀にかけて制作したもの。これらの地図には、台湾島の東北部に小島が描かれており、「Ha―oyusu」「Tiaoyousou」「Tyaoyusu」などの島名が入っている。

   最も古い地図は1752年にフランスで出版されたもので、フランスの有名な地理学者、地図学者であるダンビルが1734年に制作した地図を再版したもの。この古地図は釣魚島を「Haoyusa」と明らかに表記しており、清代の乾隆32年(1767年)に清朝政府が編成した「坤輿全図」も釣魚島をビン(門構え+虫)南語の発音で「好魚須」と表記している。