程永華駐日大使,国務院僑務弁公室の震災見舞金を在日華僑団体に手渡す
2011/04/30
 

 3月11日の大地震で被災した華僑への思いやりと支援の気持ちを表すため、程永華駐日中国大使は4月25日、東京華僑会館を訪れ、国務院僑務弁公室に代わって、日本華僑華人聯合総会に災害見舞金10万㌦を手渡した。陳焜旺名誉会長、符易亨会長が同会を代表してこれを受け取った。

 程大使は駐日中国大使館と国務院僑務弁公室を代表して、震災に遭った在日華僑に重ねて見舞いの気持ちを表した後、次のように述べた。震災発生後、中国政府と駐日中国大使館は在日公民の安否を気遣い、被害の大きい地域で困っている公民の避難、帰国を助けるなど一連の救援活動を実施した。大災害を前に、各華僑団体と華僑同胞が示した、互いに心を配り助け合い、共に難局を乗り越える団結・友愛の精神を称賛したい。

 程大使は次のように述べた。中国政府と人民は今回日本が受けた巨大な災難をわがことのように考え、遅滞なく、できる限りの援助を行った。広範な在日華僑も自覚をもって、日本の人々と同舟相助け、苦難を共にする気高い精神を示した。大多数の華僑がずっと日本にとどまり、日本の国民と共に災難と向き合い、震災対策・救援に参加した。日本華僑華人聯合総会、日本新華僑華人会、日本中華総商会など主要な華僑団体はいち早く募金の呼びかけをし、華僑界の最初の義援金を日本政府に渡した。多くの華僑団体、商会(組合)、中華料理店が自発的に、避難所の被災者に温かいご飯や飲み水を届けるなどさまざまな救援活動を実施した。このことを高く評価したい。

 程大使はさらに、次のように述べた。余震などの災害が完全に収束していない状況下で、広範な在日華僑同胞が引き続き緊密な結びつきを保ち、団結・互助を一段と強め、日本の人々とともに、一日も早く震災がもたらしたさまざまの困難を克服し、暮らしを再建するために奮闘努力するよう希望する。中国大使館としてもこれまで通り、いつでも華僑同胞の皆さんにできる限りのサービスを提供する。

 陳焜旺名誉会長、符易亨会長は国務院僑務弁公室と駐日中国大使館が在日華僑に気を配り、在日華僑を大事にしていることに謝意を表し、このお金を被災地区の華僑華人事業のため大事に使いたいと述べた。また祖国政府と人民の支援もあるので、被災地の同胞は必ず団結協力し、あらゆる困難に打ち勝てると確信していると表明した。

 これには陳学全日本華僑華人聯合総会副会長兼事務局長、廖雅彦東京華僑総会会長、任政光横浜華僑総会会長ら華僑の指導者および駐日大使館領事部の呂小慶参事官が同席した。