奥山仙台市長,震災援助の長春市長に感謝の書簡
2011/05/14
 

 吉林省長春市の崔傑・市長は最近、日本の地震被災地仙台市の奥山恵美子市長からの感謝の書簡を受け取った。奥山市長は仙台市民を代表して、長春市が仙台市民に提供した無私の援助に心から感謝した。

 奥山市長は書簡のなかで次のように述べた。長春市政府は今回の大地震で被災した仙台市に多額の義援金と大量の災害救援物資を贈ってくれた。そのことに我々は心から感謝している。仙台市がまれにみる自然災害に見舞われてから、長春市の各界関係者は親戚のように心配してくれた。そのことに深く感動している。友好都市の存在は、何ものにも代えることはできない。

 また次のように話した。仙台市の再建はすでに始まっており、仙台市民の生活と都市機能は着実に回復している。深刻な被害を受けた仙台空港も4月13日、再開された。しかし現在も2500人の市民が避難生活を余儀なくされ、間断なく続く余震の恐怖にさらされている。

 さらに次のように述べた。我々は今後、仮設住宅を建設し、雇用を創出し、都市の再建を加速していく。長春市からの義援金は全額、仙台市の復興再建活動に投入していく。仙台市民は一致協力して難関を乗り越える決意だ。和やかな環境のなかで、一日も早く崔傑・市長や長春市民と再会したい。

 1980年10月27日に長春市と友好都市の関係を結んだ仙台市は、長春市が友好都市の関係を結んだ初めての外国の都市。この30年あまりの間、長春と仙台は経済交流、文化・スポーツ交流、人材・技術交流、民間交流などを展開し、両市の友好を深め、共同発展を促してきた。2002年5月、長春と仙台を結ぶ定期航空チャーター便も就航した。

 今年3月、日本で大地震が発生し、仙台市は大きな被害を受けた。地震発生直後、崔市長は奥山市長に見舞いの書簡を送り、長春市政府と市民を代表して、仙台市民に心からの見舞いの気持ちを表した。このあと、長春市は多額の義援金と大量の災害救助物資と仙台市に提供した。

(長春5月13日発新華社)