抗米援朝精神を発揚し,国際平和正義を守ろう 新華社論評
2020/10/24

北京22日発新華社電は、「抗米援朝精神を広く発揚し、国際平和・正義を守ろう」と題する国際時評を配信し、中国人民志願軍の勝利の根本的原因はまさに抗米援朝闘争の正義性にあると指摘した。内容次の通り。

70年前、平和を守り侵略に抗するため、中国の党と政府が毅然として抗米援朝、国家防衛の歴史的政策決定を行い、英雄的な中国人民志願軍が米国に抗して朝鮮を助け、正義の旗を高く掲げて、朝鮮の人民・軍と共にわが身を省みず血を流して戦い、抗米援朝戦争の偉大な勝利をかちとった。70年後の今日、われわれは志願軍の英雄を深くしのび、この正義の戦いの偉大な勝利を銘記し、偉大な抗米援朝精神を広く発揚している。

抗米援朝戦争は平和を守り侵略に抗する正義の戦いだった。1950年6月、朝鮮戦争が始まり、米国は「国連軍」を糾合して武力干渉を行うとともに、海軍第7艦隊を派遣して中国の台湾海峡に侵入した。その後、朝鮮侵略米軍は38度線を越えて鴨緑江に迫るとともに、航空機を出動させて中国東北の国境都市・農村を爆撃し、戦火を新しく生まれた中華人民共和国の国土にまで広げた。米国の侵略を前に、朝鮮労働党と政府の要請を受けて、中国共産党中央は正義を守り中国領土の安全を防衛し平和を守るため、極めて困難な状況下で、毅然として抗米援朝、国家防衛の歴史的政策決定をし、なにものをも恐れぬ英雄の気概で果敢に平和を守る歴史的使命を担った。

雄々しく意気高らかに鴨緑江を越える。英雄的な中国人民志願軍は正義の旗を高く掲げ、朝鮮の人民・軍と共に、わが身を省みず血を流して戦い、気宇壮大な英雄の叙事詩をつづり、最終的に抗米援朝戦争の偉大な勝利をかちとった。これは中朝両国人民と軍隊が団結して戦った偉大な勝利であり、世界の平和と人類の進歩的事業を守る偉大な勝利でもあった。

抗米援朝戦争の勝利は正義の勝利、平和の勝利、人民の勝利だ。抗米援朝は新中国の軍威と国威を生み出し、数十年の平和的発展の環境を生み出した。中国人民志願軍の力の源とその勝利の根本的原因は、まさに抗米援朝闘争の正義性にある。

70年の歳月が流れ、中華の大地で起きた一大変化は世界が注目している。過去を振り返って今後を知ると言うが、新時代に偉大な抗米援朝精神を広く発揚するのは、「祖国と民族の尊厳のために命がけで戦う愛国主義の精神、勇敢で粘り強くわが身を省みない革命的英雄主義の精神、艱難辛苦を畏れぬ革命的楽観主義の精神、自らのすべてを惜しげなくささげる革命的忠誠の精神、人類の平和と正義のために奮闘する国際主義の精神」を受け継ぎ、広く発揚するためにほかならない。偉大な抗米援朝精神は大変貴重な精神的財産であり、必ずや中国人民と中華民族があらゆる艱難険阻を克服し、すべての強大な敵に打ち勝つのを励ますにちがいない。