唐国務委員、周辺国との善隣友好協力強調 長春で東北3省対外活動座談会
2005/04/25

 

 中国東北3省対外活動座談会がこのほど、吉林省長春市で開かれ、唐家セン(王+旋)国務委員が出席し、「東北3省の対外活動は鄧小平理論と『3つの代表』の重要思想を導きとし、真理を求め、実務に励み、開拓・進取で、東北旧工業地帯の振興に一層寄与しなければならない」と強調した。

 遼寧、吉林、黒竜江3省と大連市の責任者の報告を聞いた後、唐国務委員は次のように指摘した。3省の対外活動は中央の対外方針、政策を真剣に貫き、周辺諸国との善隣友好協力を積極的に発展させ、国境管理を強化し、国の総合的外交に強力に協力しなければならない。同時に対外交流と協力を積極的に展開し、協力事業を促し、地域経済の発展をはからなければならない。

 また「東北旧工業地帯振興は好スタートを切った。東北地区の周辺環境は全体的に有利で、わが国と北東アジア各国との2国間関係は全体的に安定し、東北3省とその対外活動は得がたい発展のチャンスを迎えている」と強調し、次のように提案した。1、国の総合的外交に協力し、ロシア、朝鮮、日本、韓国、モンゴルとの善隣友好協力関係を増進し、東北3省と国の経済発展に有利な周辺環境をつくる。2、経済外交を強化し、新しい構想、方法を模索し、地方経済の発展を促進する。3、北東アジアの地域協力に積極的に参加し、2国間協力を強化し、地域の対外開放を全方位的に拡大する。4、民間外交を積極的に展開し、地方交流を促進し、官民挙げて、地方の協力によって国家間の友好協力を促す。5、開放、進歩の新しい東北を宣伝し、文化交流を強め、特色ある活動を行い、東北3省の国際的知名度を高める。(長春4月24日発新華社)