シルクロード投資フォーラム、西安で開幕
2006/06/08

 

 会期3日の第1回「シルクロード投資フォーラム」が7日、西安で開幕した。国際組織、中国と中央アジア各国の政府部門と民間団体の代表300人余りがフォーラムに参加しており、シルクロード沿線に投資する新しいチャンスをさぐる。

 フォーラムは国連開発計画(UNDP)が発起したもので、投資・貿易・観光の促進を通じて、シルクロード沿線5カ国、中国、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタンによる地域協力を強化することが目的。このシルクロード地域協力プロジェクトは貧困を削減、持続可能な発展を促進することを目的としたミレニアム開発目標の達成を支援するためのものでもある。

 第1回シルクロード投資フォーラムが西安で開かれたことに特別な意味がある。西安はシルクロードの起点、中国が進めている西部大開発の橋頭堡、新ユーラシアランドブリッジ(大陸横断鉄道)中国区間最大の都市で、西安は従来からシルクロード沿線国家や地域との交流と協力を強化することに努力し、シルクロードの再興に努力している。

 フォーラム開催中に5つのサブ会議が開催される。シルクロード地域のビジネスチャンス、シルクロードの産業戦略、シルクロードの資金調達、各国のチャンスと投資、新興産業から新しい経済まで――シルクロード地域のチャンスがそれで、農業、観光、交通、物流、情報技術(IT)産業、エネルギーなど多くの分野に及んでいる。

 (西安06年06月07日発新華社電)