習近平国家副主席は15日、東京の皇居で日本の明仁天皇と会見した。
習近平副主席は明仁天皇に胡錦涛主席からの心からのあいさつと祝福を伝えた後、次のように述べた。胡錦涛主席が昨年5月に成功裏に日本を公式訪問し、中日関係を全面的に推進した。陛下は中日関係にずっと関心を寄せておられる。1992年の中日国交正常化20周年に際し、天皇皇后両陛下が初めて中国を訪問し、中国人民に素晴らしい印象を残し、中日友好の交流史に重要な一ページを記された。昨年、中国四川省ブン川(ぶんせん)=ブンはさんずい+文=で起きた大地震に対し、陛下は見舞いの電報を送られ、日本政府と各界の人々が貴重な支援を行い、陛下と日本人民の中国人民に対する友好的よしみが示された。
習副主席は次のように述べた。私が今回、日本政府の招きで訪問した目的は中日両国の友好協力を一層推し進め、両国人民の友好的感情を増進することである。私は鳩山首相と実り多い会談を行うとともに、各界の人々と幅広く接触した。北九州も参観訪問する。今回の訪問を通じて中日の友好協力を促進するため力を尽くしたい。
習副主席は次のように述べた。今年は新中国成立60周年にあたる。60年間、特に改革・開放後30年間、中国は著しい発展の成果を収め、人民の生活が絶えず改善された。陛下の17年前の訪中時と比べ、中国の姿はまた大きく変化した。この過程でわれわれは日本人民の理解と支持を得ている。
明仁天皇は胡錦涛主席のあいさつと祝福に感謝するとともに、胡錦涛主席の昨年の日本訪問は大きな成功を収めたとし、習近平副主席の日本訪問で日中の友好関係が一層強まるだろうと述べた。天皇は1992年の中国訪問を楽しそうに振り返り、訪問中、中国人民の温かい歓迎を受け、深い印象を受けたと述べた。天皇は習副主席の訪問が成功を収めることを祈った。
(東京12月15日発新華社)