北京五輪期間中の食品安全保証 李長江質検総局長指摘
2008/03/14

 

 国家品質監督検査検疫総局の李長江局長は13日、現在とっている保障措置で、中国政府は北京五輪期間中の食品の安全に万が一の問題も出ないことを完全に保証できると述べた。

 開会中の第11期全国人民代表大会(全人代)第1回会議のプレスセンターは同日午後、李長江局長を招いて中国産品の品質と食品の安全の状況について内外記者会見を行った。李局長は次のように述べた。

▽(五輪期間中の食品安全問題について)北京五輪を成功させるうえで、食品の安全は重要な点である。中国政府は五輪期間中の食品の安全を非常に重視し、強力な措置をとっている。

▽現在、中国政府の保障措置としては次のようなものがある。五輪期間中に供給する食品は完全に、国際的最高基準に従って生産する。五輪向け食品供給企業については市場参入を厳しく審査する。食品供給企業の選定では政府関係官庁が専門家と担当者を派遣して監督し、一つ一つ検査する。五輪向け食品はすべて加工企業が「点対点」の供給を行う。輸送、倉庫保管などの段階ではGPSを使って位置監視を実施し、各段階の安全を確保する。すべての産品について中国産品品質電子監視網で監視し、履歴調査ができるようにする。

▽中国はまた国際協力を強化し、同時に過去の五輪開催国と食品の安全について話し合い、良い経験とやり方を吸収している。

▽各国の選手、コーチ、メディアと各国の広範な観光客が中国でこのハイレベルのスポーツ・イベントだけでなく、中華民族の豊かで深い飲食文化も楽しむよう心から希望している。

 (北京08年3月13日発新華社)