9月28日、呉江浩駐日大使と丁玥夫人は東京のホテルニューオータニで中華人民共和国成立74周年・中日平和友好条約締結45周年を祝うレセプションを開催した。福田康夫元首相、鳩山由紀夫元首相、日中友好議員連盟の二階俊博会長、穂坂泰外務大臣政務官、船越健裕外務審議官ら政府代表、公明党の山口那津男代表、日本共産党の志位和夫委員長、社民党の福島瑞穂党首、海江田万里衆議院副議長、長浜博行参議院副議長ら国会議員50人余り、日本経済団体連合会の十倉雅和会長、日中協会の野田毅会長、山梨県の長崎幸太郎知事ら経済界、文化界、友好団体、地方政府、メディア・シンクタンクの著名人、米国、フランス、ブラジル、インドネシア、ベトナムなど多くの国の駐日使節および在日華僑・華人、中国資本企業、留学生の代表ら1400人余りが出席した。

呉江浩大使はあいさつで次のように述べた。74年間、中国共産党は中国人民を団結させ引っ張って、意気軒昂に発奮し、勇躍前進し、経済の急速な発展と社会の長期的安定の奇跡を生み出し、世界が注目する発展の成果を収めた。習近平同志を核心とする党中央の指導の下で、中国の特色ある社会主義は新時代に入り、社会主義現代化国家の全面的建設に向けた新たな征途が始まった。われわれは中国共産党第20回代表大会の精神を導きとし、中国式現代化によって中華民族の偉大な復興を全面的に推し進め、世界の発展と繁栄のために新たなチャンスをもたらし、新たな貢献をしていく。
われわれは質の高い発展を推進していく。世界経済の回復力不足と経済・社会発展の新たな課題に直面するなか、中国は新しい発展理念を全面的に実施し、新しい発展パターンの構築を加速し、産業構造を最適化・高度化し、内需の潜在力の掘り起こしを解放し、イノベーション能力の大幅に強化し、新産業・新業態・新ビジネスモデルを中心とする「三新」経済が重要な原動力となっている。中国経済の高い強じん性、大きな潜在力、十分な活力、長期的に良好なファンダメンタルズは変わっていない。われわれにはコロナ対策転換後の段階的課題を解決し、通年の予期発展目標を完遂する自信と能力がある。
われわれは改革開放を揺るぎなく深化させていく。今年は中国改革開放45周年にあたる。開放すれば進歩をもたらし、閉鎖すれば必ず立ち遅れることが45年間の実践によって証明されている。中国の発展は世界と切り離すことはできず、世界の繁栄も中国を必要としている。中国の改革開放に終わりはなく、われわれはより踏み込んだレベルの改革、より高いレベルの開放を進め、市場化、法制化、国際化された一流のビジネス環境を構築していく。中国は決して「デカップリング、チェーン切断」をせず、常に積極的かつオープンな姿勢で日本を含むあらゆる国の投資家を歓迎し、発展のチャンスを世界と共有し、互恵ウィンウィンを実現してゆきたいと考えている。
われわれは初志貫徹で人類運命共同体の構築を推進していく。今年は習近平主席が人類運命共同体構築の理念を打ち出して10周年にあたる。中国政府は先ごろ、白書「手を携えて人類運命共同体を構築:中国のイニシアチブと行動」を発表し、その思想的中身とプラクティスを系統的に説明した。この10年間で、人類運命共同体の構築は理念から行動へ、ビジョンから現実へと変わり、国際社会でますます評価、歓迎されている。習近平主席はグローバル発展イニシアチブ、グローバル安全保障イニシアチブ、グローバル文明イニシアチブを提唱し、平和と安寧、発展と繁栄、文明と進歩を共有する、素晴らしい世界を構築するための中国のプランを示した。人類運命共同体構築の実践プラットフォームとして、「一帯一路」構想も今年で10周年を迎えた。中国は152カ国、32の国際機関と協力文書に調印し、3000以上の協力プロジェクトが生まれている。第3回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムが間もなく開催されるが、引き続き、共に協議し、共に建設し、共に享受する原則を堅持し、各国と質の高い「一帯一路」の建設を推進し、世界に恩恵をもたらす平和の道、友情の道、繁栄の道を築いてゆきたい。

呉江浩大使は次のように述べた。今年は中日平和友好条約締結45周年であり、中日両国にとって記念すべき重要な歴史的節目を迎えた。条約は平和と友好を双方共通の目標、義務として法的に定め、中日の恒久的な平和友好関係の発展、内政に対する相互不干渉、すべての紛争の平和的手段による解決、いかなる国の覇権追求にも共同で反対する事等、一連の核心的原則を規定しており、時代を超えて輝きを放ち、今日の世界が直面する問題や課題の解決に大いなる価値を示している。
45年後の今日、中日関係は複雑で厳しい情勢に直面しており、改善と発展のチャンスもあれば、新旧さまざまな問題も抱えている。100年の変局の下、地域と世界の平和、安定、発展に着目し、両国人民の長期的、根本的な利益を見据え、双方が条約締結45周年を記念することを契機に、条約の精神を再確認し、その義務を順守し、中日の四つの政治文書で定められた原則にしたがい、両国指導者の重要なコンセンサスを導きに、政治的相互信頼を積み重ね、互恵協力を推進し、人々の心の触れあいを深め、矛盾と意見の相違を適切に処理することで、新時代にふさわしい中日関係の構築に努めることが求められている。

福田元首相はあいさつで次のように述べた。中華人民共和国建国74周年と日中平和友好条約締結45周年は盛大に祝うに値する重要な節目だ。新中国の成立以来、中国は経済社会の発展において、世界に注目される大きな成果を上げた。経済規模は日本の3倍以上であり、名実ともに米国に並ぶ経済大国となった。私は習近平国家主席の最近の一連の国際的な場での重要演説を拝読し、中国が今後もその力強い勢いを維持し、より質の高い、より高品質な、より高いレベルの発展をたえず実現していくだろうと実感している。

二階日中友好議員連盟会長は次のように述べた。45年前、両国の一世代前の政治家たちは戦略的な先見性と大きな勇気をもって平和友好条約を締結し、両国、地域そして世界の平和と安定を力強く守った。日中には古くから友好交流の歴史があるが、いくつかの問題についてはどうしても矛盾や意見の相違がある。双方が未来に目を向け、知恵を出して、両国関係の持続的発展を共に推し進めることを希望する。

山口公明党代表は次のように述べた。中国はこの74年間で劇的な変化を遂げ、各種事業が日の出の勢いで発展している。周恩来総理は晩年、公明党の創立者である池田大作先生に日中平和友好への深い希望を表明され、福田赳夫元首相は中国と平和友好条約を締結された。双方が条約の初心を再確認し、平和、友好、協力の精神を代々伝えていくことが望まれる。

穂坂外務大臣政務官は次のように述べた。日中平和友好条約の第1条には「日中両国は、平和共存五原則の基礎の上に、両国間の恒久的な平和友好関係を発展させるものとする」と明記されている。目下、両国関係は大きな潜在力を秘めているが、多くの課題も抱えている。双方は両首脳の重要なコンセンサスを実行に移し、建設的かつ安定的な日中関係をたえず前進するよう働きかけるべきだ。

十倉経団連会長は次のように述べた。今年は中国の改革開放45周年であり、この45年間、日本の経済界は中国に積極的に投資し、両国はもとより、地域や世界の経済成長に強く貢献してきた。経団連は、日中関係を常に最も重要な2国間関係のひとつに位置づけており、今後も両国間の実務的な交流と協力に尽力していきたい。

野田日中協会会長は、中華人民共和国の成立以来、世界に冠たる発展を遂げたことに心からの祝意を表明し、日中双方が事実に基づいて真実を追求する精神にのっとり、現実に軸足を置いて意見の相違を適切に処理し、交流と協力を拡大し、地域と世界の発展のために共同で積極的に努力することを希望すると述べた。

来賓は中華人民共和国成立74周年を祝賀し、中国の経済社会の発展は偉大な成果を収め、地域と世界の繁栄と安定のためにますます重要な役割を果たしていると口々に述べ、両国が条約締結45周年を契機に引き続き交流と協力が強化され、国民感情をたえず改善し、両国関係の改善と発展を促進することを期待すると述べた。

会場では、中国式現代化に関する特別写真展が設置され、人類運命共同体のコンセプトを訴求する新時代の中国の発展の成果を全方位に展示し、来賓が足を止めて見入っていた。
NHK、共同通信、時事通信、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、テレビ朝日、TBSなど日本の主要メディア、在日の中国メディア、日本の中国語メディアが取材した。