2025年11月30日付の「人民日報」は、「一つの中国の原則と戦後の国際秩序を断固守る」と題する呉江浩駐日大使執筆の文章を掲載している。内容次の通り。
80年前、中国人民抗日戦争は偉大な勝利を収め、日本は降伏文書に署名し、台湾の中国への返還を定めている「カイロ宣言」「ポツダム宣言」などの国際的な法律文書を正式に受け入れ、半世紀にわたって日本の植民地統治を受けてきた台湾は祖国の懐に再び戻り、歴史の正義がついに輝いた。中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年に当たり、日本の現職指導者は横暴にも台湾に関して露骨な挑発的発言を行い、武力の脅しをかけ、戦争だとわめき立てたが、いまだに誤りを認めようとせず、撤回することを拒んでおり、国際法と国際関係の基本準則を著しく損ない、戦後の国際秩序を著しく損ない、中日関係の政治基盤を著しく損なった。
台湾は昔から中国領土の不可分の一部である。一つの中国の原則を順守することは、日本が必ず厳格に履行しなければならない政治的約束であり、回避することが許されない国際法上の義務である。1972年の「中日共同声明」の中で、日本国政府は中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であることを明確に認め、台湾が中国領土の不可分の一部であることに関する中国政府の立場を十分理解し、尊重すると述べるとともに、「ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する」と表明した。1978年、中日は「平和友好条約」を締結し、「中日共同声明」は「両国間における平和友好関係の基礎であり、共同声明に示されている諸原則は厳格に順守されるべきである」と明確に指摘、中日関係の法的規範が確立された。これ以降の中日政治文書はいずれもこの一連の重大原則を重ねて表明しており、日本のどの党派であれ、誰が政権を担当するのであれ、必ず順守しなければならない。
台湾問題は中国の内政であり、一つの中国の原則は国連総会第2758号決議によって権威ある確認を得た国際的に普遍の共通認識である。どのような方式で台湾問題を解決し、国家統一を実現するかは中国人自身の事柄であり、他人が口をはさむことは許されない。他国の指導者が自国の内政に乱暴に干渉するのを容認する国などなく、他国の指導者が自国に対し武力の脅しをかけるのを容認する国などない。今日の中国はすでに当時の中国ではなく、中国政府と人民の国家の主権と領土保全を守る決意と能力は大きな岩のように堅固であり、阻むことはできない。歴史に逆行する道を歩み、武力で台湾海峡に介入し、台湾を中国から分離しようと企むなら、必ず真っ向からの痛撃に遭うだろう。
中日関係の安定した発展は強固な政治的基盤の上に確立するしかない。日本の現職指導者が一方的に破壊的行為を行い、情勢判断を誤り、潮流に逆らい、行き詰まりの状態になってしまった。日本側の現在の唯一の正しい選択は自身が数十年にわたって繰り返し行ってきた政治的約束を順守し、戦後の国際秩序を破壊することをやめ、誤ったでたらめな発言を直ちに撤回し、実際の行動で徹底的に誤りを認め、正すことである。詭弁を弄するいかなる言葉も自らを欺き人をもだますものだ。ごまかしてその場しのぎをするいかなる企ても思い通りになることはない。誤りの上に誤りを重ねるいかなる振る舞いも一層深刻な結果を招くだけである。
