6月23日、施泳公使は新潟県佐渡市で開催された中華人民共和国朱鷺(トキ)「友友」(ヨウヨウ)「洋洋」(ヤンヤン)贈呈25周年記念大会に出席し、あいさつを述べた。中国国家林業・草原局の李雲卿副局長、崔為磊駐新潟総領事、日本環境省の松澤裕地球環境審議官、笠鳥公一新潟県副知事、渡辺竜五佐渡市長らが出席し、あいさつを述べ、陝西省の竇敬麗副省長、中日友好協会の程永華常務副会長がビデオ祝賀メッセージを寄せ、両国各界の友好人士および地元の人々約150人が参加した。大使館の聶佳参事官が同行した。

施公使は次のように述べた。昨年11月、習近平主席と岸田首相がサンフランシスコで会談し、両国の戦略的互恵関係を全面的に推進することを再確認し、中日関係発展のための前進の方向をはっきりと指し示した。今年5月、李強総理と岸田首相がソウルで会談し、前述した努力の方向を再確認し、両国の各分野の実務協力の強化について共通認識〈コンセンサス〉を得た。双方は両国指導者の重要なコンセンサスを指針とし、多くの分野、多くのルート、多くのレベルの友好交流を展開し、中日友好の民意の基礎を絶えず固めるべきだ。
施公使は次のように述べた。トキは中日両国の交流・協力における「友好の使者」だ。1980年代、絶滅の危機にひんした「幸せを運ぶ鳥」トキは中日両国の間に保護研究の友好の橋を架けた。1998年、江沢民国家主席(当時)が日本を訪問し、日本国民にトキのつがいを贈呈することを表明し、翌年、「友友」と「洋洋」が陝西省洋県から佐渡トキ保護センターに送られた。中日双方の共同努力の下、トキ保護協力は実りある成果を収め、現在、日本のトキの個体数は700羽を超え、絶滅危惧種の「絶滅」から「復活」への華麗な転換を遂げた。
施公使は次のように述べた。トキは中日の人々が互いを知り、互いに親しくなるための「友好の絆」だ。中国大使館は各方面がトキをめぐって友好交流活動を展開することを一貫して全力で支援してきた。私は今日、呉江浩駐日大使の委任を受けてイベントに出席し、各位にあいさつを伝える。駐新潟総領事館は長年連続して「朱鷺杯」写真、書画、プレゼンテーション、スピーチなどの友好交流イベントを開催しており、新潟県、佐渡市および地元の人々と共に人・文化交流の新たなページを刻み続けてきた。友人の皆さんがこの大会をきっかけに、友好の初心に立ち返り、友好の絆を強め、人・文化交流を拡大し、中日関係のより良い未来を共に築くことを希望している。

松澤氏は次のように述べた。日本のトキが絶滅の危機にひんしている際に中国が差しのべた貴重な援助の手に感謝する。現在、佐渡の空を飛びまわっているトキはすべて25年前に日本にやってきた「友友」と「洋洋」の子孫で、日本は彼らの功績を永遠に忘れないだろう。日本は中国と共に「昆明・モントリオール生物多様性枠組(GBF)」の内容を実行に移し、トキ保護をテーマとして、人と自然が調和・共存する「佐渡モデル」を世界に向けて示し、両国が今後も各分野の交流・協力を絶えず深めることを願っている。
笠鳥氏は次のように述べた。日中国交正常化以来、両国の各分野の交流・協力は絶えず発展してきた。トキ保護協力は日中友好協力史における美談である。新潟県は中国が日本にトキを贈呈し、また個体群の再生と野生復帰を手伝ってくれたことに心から感謝しており、中国と継続的にトキ保護交流・協力を深め、日中友好の絆を強め、両国関係が絶えず前向きに発展するよう推進したい。
渡辺氏は次のように述べた。佐渡市の人々はトキとの調和・共生を実現するために田んぼの改造や生態系の保護を全力で推し進め、佐渡島をトキと人が暮らしやすい美しい古里に作り上げた。トキは佐渡を世界に知らしめる目を引く名刺にもなっており、そのおかげで佐渡の米や農産品の売り上げは伸び続けている。われわれは世々代々にわたってトキの友好の物語を語り継ぎ、中国とトキ保護協力を強化し、中日友好事業を絶えず推進したい。

イベントでは、佐渡市の小学生が「小さなトキ解説員」として、豊富な絵と文章を織り交ぜて参加者にトキ保護の知識を説明し、民間のトキ保護団体と地元の太鼓芸能集団「鼓童」がトキをテーマとしたオリジナル楽曲、詩歌の朗読、伝統的な太鼓演奏を披露してイベントを盛り上げ、会場の雰囲気と友好ムードが高まった。

参加者はまた「朱鷺杯」中日友好青少年書画撮影交流展の開幕式に出席した。昨年死んだトキ「洋洋」のはく製が披露され、参加者は「千羽トキ(折り紙)」を飛ばし、中日トキ保護協力と中日友好事業が絶えず発展するよう共に祈った。

