「環境と人体に影響ない」専門家黒竜江東北部で極微量の放射性物質検出

2011-03-27 16:00

 

 中国黒竜江省東北部の大気から、人工によるごく微量の放射性核種ヨウ素131が検出された。国家原子力事故応急調整委員会が26日発表したもの。専門家は、これらごく微量の放射性物質が中国の環境と人体に影響を与えることはないと話している。

 同委員会の専門家陳竹舟氏は次のように述べた。気象資料によると、現在大気の還流の大きな方向は西から東へだが、日本の東北部には一つの小さい還流があり、ごく微量の放射性汚染物を中国に持ち込んだ。これは初歩的判断である。

 「現在観測されている放射性汚染物質が地元の人々に与える線量は自然界の放射線量の10万分の1より小さく、環境や人体に影響を及ぼすことはない」、陳氏はこう語った。

 さらに次のように語った。放射性物質の拡散に伴い、中国で観測される放射線のレベルが上がる可能性があるが、だからといって環境と健康に影響するわけではない。たとえ一部の地域で観測された数値が地元の普段の水準に比べて少し異常であっても、放射性物質はすでに大幅に希釈されており、人体の健康に影響するレベルに達することはない。現在の検測技術と機器は非常に進んでおり、心配する必要はない。

 中国疾病抑制センター研究員の蘇旭氏は次のように語った。汚染物質は拡散の過程で次第に希釈され、濃度は低くなる。たとえ検測されても、極めて微量だ。これらの微量な放射性物質が人体に影響することはない。家の中に退避したりマスクをしたりする必要はないし、ヨウ素錠剤を服用する必要もない。

 関係機関は現在、日本の放射性汚染物質の拡散状況を厳密に監視しており、その結果を遅滞なく発表するという。

(北京3月26日発新華社)