「台湾独立」の分裂活動は必ず失敗 胡錦涛総書記強調
2008/03/05

 

 中国の胡錦涛共産党総書記・国家主席・中央軍事委主席は4日午後、北京で開かれている人民政治協商会議(政協)第11期全国委第1回会議に出席している中国国民党革命委員会(民革)、台湾民主同盟(台盟)、中華全国台湾同胞聯誼会(台聯)の政協委員を訪ね、(台湾海峡)両岸関係の平和的発展という主題をしっかりつかみ、心から両岸同胞の幸福をはかり、台湾海峡地区の平和をはかり、国家主権と領土保全を守り、中華民族の根本的利益を守らなければならないと強調し、次のように述べた。

▽両岸関係の平和的発展を実現する基礎は一つの中国の原則の堅持であり、目的は両岸同胞の幸福をはかることであり、方法は互恵・ウィンウィン(共に勝者となる)の交流・協力を深めることである。台湾のいかなる政党も、両岸が一つの中国に属すと認めるなら、われわれは交流・対話、協議・交渉する用意がある。交渉の地位は平等で、議題はオープンで、いかなる問題も話し合うことができる。われわれは、両岸双方が共に努力し、条件をつくり、一つの中国の原則を踏まえた協議で、両岸の敵対状態を正式に終わらせ、和平取り決めを結び、両岸関係の平和的発展の枠組みを構築し、両岸関係の平和的発展の新たな局面を切り開くことに期待している。

▽台湾同胞にとって有利なこと、台湾海峡の平和に有利なこと、祖国平和統一の促進に有利なことならすべて、われわれは最大限努力する。台湾同胞に対する約束を今後も果たす。情勢が一時的に変動しても、揺れ動くことはなく、また少数の者が妨害しようとしても、変わることはない。

▽「台湾独立」をはかる分裂活動が国家主権と領土保全にとって最大の害となり、両岸関係の発展にとって最大の障害となり、台湾海峡地区の平和・安定にとって最大の脅威となっている。「台湾独立」をはかる分裂活動は中華民族の国家統一の強固な意志に反するもので、活路はなく、必ず失敗する。両岸関係の平和的発展は妨害、障害に直面し、今後、曲折・動揺は避けがたいが、両岸関係の平和的発展をはかるわれわれの信念はゆるぎないもので、決して動揺しない。

  (北京08年3月4日発新華社)