陳雲林海協会会長一行、台湾訪問を終え台北を離れる
2008/11/07

  台湾訪問を滞りなく終えた海峡両岸関係協会(海協会=大陸側の対台湾民間交流窓口)の陳雲林会長と海協会協議代表団は7日午前、北京に戻るため中華航空の週末チャーター便で台北の桃園空港を離れた。

  空港を離れる前、陳会長は次のように話した。代表団は2300万台湾同胞に対する13億大陸人民の厚いよしみを携えて台湾を訪問した。きょう大陸同胞に対する2300万台湾同胞の深い友情と代表団に対する理解と支持を携えて台北を離れる。

  台北圓山飯店では、海峡交流基金会(海基会=台湾側の対大陸民間交流窓口)の江丙坤理事長が陳会長一行を見送った。江理事長は次のように語った。陳雲林会長一行の今回の台湾訪問は4日間と短かったが、大きな成果を収めた。世論調査を行った台湾のメディアは今回の会談について、台湾住民の52%が評価していると答えたと報じた。56%と報じたメディアもあった。我々の努力が無駄ではなかったことを物語るものだ。両岸(大陸と台湾)の平和と経済のウィンウィン(共に勝者になること)のためという目標に向かって、我々は今後も努力していく。

  陳会長は江理事長の見送りに感謝し、次のように述べた。今回の台湾訪問では、両岸同胞が早くから期待し、両会(海協会と海基会)に託した栄えある使命を達成することができた。今後歩むべき道は長く、いろいろな困難にも遭うと思うが、我々は栄えある使命を遂行していく。両会は今後も、両岸同胞の期待に応え、両岸同胞の利益にかなった活動に取り組んでいく。

  また次のように話した。きょうの別れは、明日の再会を示すものだ。必ずあなた方の厚いよしみを持ち帰る。近い将来、参観や観光のため、より多くの台湾の友人が大陸を訪れることを期待している。あなた方の訪れるところが和やかな雰囲気に包まれ、春風がそよぐことを、我々は友人の皆さんに約束する。

  陳会長は特に、両会会談の成功と海協会代表団の安全のために職務に励み、負傷した警備部門の警察に一礼し、謝意を表した。

  空港では海基会の高孔廉副理事長兼秘書長が陳会長一行を見送った。

    (台北11月6日発新華社)