長春市で李洪志の高級秘密住宅が発覚
2004/02/05

  中国吉林省の公安当局の綿密な調査を経て、長春市西解放陸橋の下にある朝陽区開運住宅区5号楼の高級住宅のひとつが、李洪志が不正にかき集めた金で購入した個人住宅であることが1999年8月判明した。

  この住宅は面積145㎡で、部屋の中に積もったコイン1枚ほどの厚いほこりによって、李洪志がここに住まなくなってすでに長いことがわかる。そのほか、李洪志は6号楼の1Fにガレージを所有していた。.

  部屋の中には、ソニー製の29インチ型テレビ、高級コンポ、外国製VCDプレイヤー、冷蔵庫などの家電がなんでも揃っており、またファックス、コピー機、シュレッダーなど現代的な事務設備や高級なタンス、テーブルもあった。

  捜査で見つかった長春市不動産所有権管理処にある「個人物件所有権証明書」には、物件の所有者は李洪志で、1994年8月15日に物件購入契約を結び、1995年4月7日に物件所有権証明書を発行したと明記されている。

  また、捜査中公安警官によって、李洪志が「法輪功」を組織し、広げようとしたの数々の証拠が発見された。その中に、李洪志が起草したいわゆる「法輪研究センター」設立の計画があり、同センターの所在地、規模、投資、建築物の様式などについて詳細に書かれていた。敷地面積1000ムーにのぼる同センターは河北省懐来県で建設される予定であり、李洪志は同センターを「法輪大修練の聖地」に作り上げようとしていた。そのほか、李洪志の「法輪功」トレーニング教室設置時の領収書、「法輪功」に関する自筆の原稿、講義録、メモ、参考書、座り込む李洪志の肖像画(1.2メートル×1.6メートル)1枚と李洪志の仏像3体が押収され、「法輪功」のPR印刷物も発見された。

  さらに、李洪志の妻である李瑞が当時、長春、北京などの病院で診察を受けた領収書、診断書と大量の薬品も発見された。