中国公安部スポークスマン、李洪志に対する指名手配についてインタビューを受ける
2004/02/05

  中国の公安部は1999年7月29日、全国の公安部門に逮捕状を出し、非合法組織である「法輪大法研究会」会長を自ら担当する李洪志を公式に指名手配し、さらに国際刑事警察機構(ICPO)中国国家中心局を通じて、ICPOの加盟諸国に李洪志逮捕への国際協力捜査を求める通報を出した。これについて、公安部スポークスマンは記者のインタビューを受け、次のように指摘した。

  「法輪大法研究会」は法によって登録せず、非合法化活動を行い、迷信や邪説を宣伝し、大衆を騙し、紛争をつくり、社会の安定を破壊した。これに基づき、中華人民共和国民政部は7月22日に、「法輪大法研究会」およびそのコントロール下にある「法輪功」組織は非合法組織であると認定し、明文をもってそれを取り締まるよう命令を下した。

  公安機関の調査を経て、既に明らかになったように、李洪志は「法輪大法研究会」およびそのコントロール下にある「法輪功」組織を利用して、迷信や邪説を吹聴し、人々を騙し、死者まで出した。7月28日までに、全国の30の省(自治区?直轄市)の大まか統計によると、「法輪功」の修練によって死亡した者は743人であった。同時に、同組織は法に依って申請し許可を得ることなく、集会、デモ、大勢の人を集めて公共秩序をかく乱するなどの活動を企み、組織した。その行為には「中華人民共和国刑事法」第290条、第296条、第300条の規定に違反し、公共秩序かく乱罪を犯した容疑がある。

  現在、北京市人民検察院は李洪志の逮捕を批准した。「中華人民共和国刑事訴訟法」第123条の規定に基づいて、公安部は全国の公安機関に逮捕状を出し、李洪志を公式に指名手配した。同時に、ICPO中国国家中心局を通じて、ICPOの諸加盟国に李洪志逮捕への国際協力捜査を求める通報を出した。