「法輪功」中堅幹部4人、法的制裁を受ける
2004/02/05

  北京市第1中級人民法院は1999年12月26日、カルト教団「法輪功」の中堅幹部?李昌などがカルト教団を組織し、それを利用して、法律の実施を破壊したこと、またカルト教団を組織し、それを利用して人々を死亡に至らしめ、不法に国家の秘密を入手した事件について、1審判決を下した。法律に基づいて、李昌、王治文、紀烈武、姚潔に対し、それぞれ18年、16年、12年、7年の懲役が課せられた。

  法廷の審理により以下の事が明らかになった。

  李洪志および李昌、王治文、紀烈武、姚潔らはカルト教団「法輪功」を組織し、それを利用して、北京、天津などにおいて「法輪功」の練習者を相次いで非合法的に集合させ、国家機関、事業部門に対する包囲?攻撃などを組織、画策、指揮し、社会秩序を著しく攪(かく)乱した。300人以上が集まって行なわれた包囲?攻撃は78回にのぼる。今年4月25日、李昌らは、北京および外省市の1万人を超える「法輪功」練習者を中南海周辺に不法に集め、座り込み、示威などを組織、扇動し、国家機関および多くの一般市民の正常な業務、生活の秩序を著しく攪(かく)乱し、首都の社会安定に危害を及ぼした。その後、李昌らは、李洪志の「命令」に従い、北京、吉林、四川などの部署において「法輪功」組織の人員の入れ替えを画策、手配し、政府との長期に及ぶ対抗を企んだ。

  李洪志や李昌、王治文、紀烈武、姚潔らはカルト教団「法輪功」を利用して、「功を伝え」、「法を解釈し」、邪教の内容を宣伝するための出版物を不法に出版、発行し、金銭を稼ぎ、4513万元を超える利益を不法に獲得した。

  李昌、王治文、紀烈武、姚潔らはカルト教団「法輪功」組織し、それを利用して、迷信、邪説を撒き散らし、人々を欺き、人々を死に至らしめた。1999年8月末現在、全国各地では既に1400人余りの「法輪功」練習者が、「法輪功」修行にとりつかれ、自らの体を傷つけ、自殺を企て死亡し或いは治療期間を誤り病状が悪化し死亡するなどの被害に遭った。

  国家の関連部門によるカルト教団「法輪功」の調査、処分、取り締まりに対抗するため、李昌、王治文、紀烈武、姚潔らはあらゆる方法をもって、不法に国家の秘密を入手した。公安機関は法に基づいて、李昌ら4人の住居を捜査し、彼らが不法に得た国家の極秘、機密、秘密級の文献37部を押収した。李昌らは一部の文献の内容を編集し「法輪功」レポートに記し、または政府を示威する連名状に書き入れ、公然と広い範囲に配り、その結果は厳重である。

  法廷は、被告人?李昌、王治文、紀烈武、姚潔らが、積極的に李洪志に追随し、共同して、国家の法律を無視し、積極的にカルト教団「法輪功」を組織し、それを利用して、上記のような一連の犯罪行為を実行した。それぞれカルト教団を組織し、それを利用して法律の実施を破壊した罪、カルト教団を組織し、それを利用して人々を死亡に至らしめた罪、不法に国家の秘密を入手した罪に当たり、しかも情況は特に厳重である。李昌、王治文、紀烈武ら主犯、姚潔は従犯であり、いずれも法によって処罰される。