「法輪功」の統制のとれた組織体系が明らかに
2004/02/05

  中国各地で次々に発見された資料により、「組織だっておらず、管理が厳密でない」と自称する?法輪功」は、実は統制のとれた秘密結社の組織体系を持つものであることが判明した。

  湖南省の警察はこのほど、非法組織「法輪功」の全省連絡通信リストを没収した。この通信リストには湖南省の13の地区、州、市における72人の「法輪功」指導部責任者の住所、電話、郵便番号などの連絡先が記載されており、これはその組織体制がかなり整備されかつ綿密なものあることを示している。

  調査で判明したように、「法輪功」は李洪志と「法輪大法研究会」の指導の下で、各指導本部、指導支部、指導部、法輪功修練所を基礎とし、上から下への「ピラミッド」式の組織形態を形成し、巨大な組織体系を持つものである。資料によると、?法輪功」の各指導部はいずれも一つの「総合的機構」であり、その下に広報グループ、法輪功伝授グループ、組織グループ、事務グループが設けられている。各グループにはそれぞれはっきりした仕事、活動の範囲、目標があり責任者がつき、各レベル間で互いに共同し、連係し、援護し合う総合体であった。このため、この違法組織は短い期間内に発展、肥大化することができた。

  遼寧省鞍山地区の早期?法輪功」の指導部責任者、王英によると、「法輪功」には統制のとれた組織があり、王さんはかつて大連指導本部の指示を直接受け、鞍山地区及び遼陽、営口、内蒙古などの周辺地区で六つの?法輪功?指導支部を作った。王さんは定期的に大連指導本部と北京の「法輪大法研究会」に仕事の報告を行い、郵送という形で李洪志の「経文」を下部に伝えた。一般的には徹夜でコピーされ、速やかに各支部にまで伝達された。

  関係筋によると、?法輪功」のいわゆる「組織だっておらず、管理が厳密でない」という説は全く大衆を騙す虚言であり、最終的に法輪功修練者を李洪志の意のままに操るという目的を達成するためのものだったという。