法輪功による死者1660人に
2004/02/05

  法輪功はここ数年、中国の一部の地方で勢力を伸ばしてきたカルト教団である。リーダーである李洪志は世界の終末を訴えるなど、でたらめな説を唱え、人々を恐怖に陥れた。また教祖を崇めるよう指導し、マインドコントロールを行ったほか、金銭を搾取し、人々の生命を奪うなど、その犯罪はあまりにも大きい。

  法輪功は、「法輪大法」はあらゆるものよりも尊いと宣伝、法律を軽視し、法律に対抗するよう唱えた。1996年以降、法輪功のメンバーは異なった意見を持つ報道機関、学校、科学研究所、個人などを300回以上も攻撃し、社会秩序を著しく乱し、人権を激しく侵犯した。また李洪志は「最後の一歩を完成させる」という言葉をエサに、狂信者を扇動し、「生命に対する執着を捨て」、「生死を手放す」よう説き、「本当の意味での円満」を実現させるよう話した。1999年7月22日の中国政府による法輪功非合法化までに、李洪志の「昇天」「円満」などの邪説に騙されて自殺した人の数は136人に上る。また法輪功取締り後の自殺者は103人。合計239人の法輪功メンバーが、「天国」へ行くために自殺している。

  これだけでなく、法輪功は何万もの家庭をばらばらにし、団欒や幸福を奪った。また多くの狂信者が投薬や治療を拒否して死亡したり、自殺や殺人を犯したりするなど、多くの人の命を死に追いやった。中には、親戚を殺害したり、関係ない人を殺したりした例もある。一部のデータによると、法輪功によって殺された修行者や罪のない人々は1660人に上る。法輪功のカルト的本質が余さず物語っている。